1週間の準備作業を経て、この土日はついに田植え。
朝の8時から多くのメンバーと臨時参加者が田んぼに集まり、総勢20名ちょっと。中心メンバーは40代〜60代。20代から幼児まで幅広い参加者も得て始まった。晴天にも恵まれ、山の中の棚田は涼しくて気持ちがよい。
線引きが終わったところに各自苗を持って入り、ぬかるんだ泥の中に手で植えていく。田んぼ用の長靴を持っていない人は裸足で。30cm位は足が沈み込む。ヨイショっとやらないと足が抜けないので、前に進むのも大変。
1日目は8時から15時までで半分強植え付け、2日目は8時から12時までで残りを植え終わった。
植えるときは線の交点を見ながら植えていくため水を抜いた状態で行い、植え終わった田んぼから水を入れていく。
夕方様子を見に行ったときには、一番下の1面を除いて、田んぼらしく水が溜まっていた。(水面に蕎麦かすを撒いたので、茶色く見える部分もある)
これから9月末までの約4ヶ月間、水の管理と草取りが大事な仕事になる。水はベテランが毎日管理して下さるのでお任せし、残りのメンバーは担当の田んぼを決めて、草を取ったり水漏れしないよう畦を管理する。
右奥の未だ田植えしていない2面は、80代の農家のおじいさんが一人で作業している。ここは未だ良いが、すでに耕作放棄された農地がこの辺りあちこちにあり、あしがら農の会にも使って欲しいという要望が多いようだが、人数にも限りがあるので十分には対応できていない。ただ、このグループ田んぼから今年は2名(2家族)が独立してより広い田んぼに移っており、逆に私を含め3名が新しく参加している。少しずつでも担い手が増え、どんどん増えてくる耕作放棄地の一部でも維持していければ、食糧の確保、環境保全にとって大切なことだと思う。