作業時間集計2015年 −2016/2/5-

畑関係でどのくらい時間をかけているか調べようと考えて、昨年から毎日表計算ソフトに簡単な記録を残してきた。

昨年は1月に1反(1000㎡)の耕作放棄地を借りて、2ヶ月ほどかけて枯れ木や枯れ草を焼いて畑に復活させたり、そこに物置小屋を立てたりと、臨時の仕事も多かった。

集計した年間の作業日数は313日、作業時間は1390時間だった。
月平均26日仕事をしたことになる。おおよそ週休1日くらい。
作業した日の平均作業時間は4.4時間。感触より短い。

配達に回る時間は入れていないが、入れると約120時間増える。
合計では約1500時間。

月別の作業時間を集計してみた。緑が作業時間、黄が作業日数。

月別作業時間.jpg

畑も田んぼも忙しい5月がやはりピークで、自分で仮の上限としている150時間を越えた。10月は稲刈りなどで多いが、意外に12月が2位だった。今年から始めたみかんの収穫が一因になっている。

更に、作物別の作業時間と、主な作業について分類してみた。

作業時間分類.jpg

ダントツに多いのは出荷作業(収穫、水洗、包装)413時間と宅配120時間で、合計533時間は年間1500時間の約1/3を占めた。

耕作放棄地を復活させるための枯れ木処理などに64時間、物置作りに42時間で合計約100時間。

作物別では、米(グループ田んぼ)が最大で104時間。
みかんとじゃが芋が45時間、葉物と玉ねぎが30時間台、さつま芋、里芋、トマトが20時間台と続く。

作業日数は既に上限、作業時間は大幅には増やせないところまで来ているので、2016年の時間配分をどうするか考えないといけない。

枯れ木処理と物置作りは今年は無いので、100時間は浮いてくる。
出荷宅配作業はお客さんが増えた分やや時間も増えるが、2割増し程度なので100時間増か。これでほぼ帳消し。。。

作物別では米の負荷が大きい。半分程度に減らせれば大きいが、グループ田んぼなので難しい。他の人次第。。

他の作物については、時間を削るというよりも、必要量を適期に種まきし、確実に収穫・出荷まで持って行くことだろう。ただ、播種時期・量の調節だけとってみても結構難しい。需要から見てこのくらいかなと思って種を蒔いても、気象の影響で育ちすぎたり失敗したり、また虫に食われて駄目になったり。まあ、ここは永遠の課題と思って、計画を練り一生懸命やるしかない。

 

この集計をやってみて:
有機農業では、消費者グループが農家に集まって出荷作業を自分たちでやるという方式が一部でとられている。日本では「提携」海外ではCSAなどと呼ばれている。
出荷作業に1/3の時間をとられていることを思うと、この提携の効果が素晴らしく大きいのは良くわかる。500時間あれば、生産量を何倍かに拡大できるだろう。
やれるならやってみたいが・・

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