醤油づくり(2)

いよいよ仕込んだ「醤油麹の元」を醗酵させる重要な段階。ここは自宅で一人で行う。昨年の経験者が書いてくれた記録だけが頼り。

米袋に入れて持ち帰った麹をそのまま電気マットに乗せ、上から毛布で覆って保温。最初は米袋の上に温度計を置いて、外側の温度を測定。1時間おきに温度をチェックしながらヒーターの温度や毛布の厚さを加減する。

目標温度は30℃から40℃の間。低すぎると醗酵が進まないし、高すぎるとコウジが死んで納豆菌などが増える。

オリンピックを見ながら夜通し付き合っていたが、温度が上がり始めたのは明け方になってから。

そこでヒーターをOFFにし温度計を麹の中に差し込む。24時間経過以降は毛布も外してもっぱら放熱に努めることになった。

最初のうちはうまく温度管理が出来て、28時間後には白い菌糸が目に見えて広がり、44時間後には表面全体を菌糸が覆った。

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気分良く温度管理を続けていたが、45時間を越えたあたりから温度が上昇し、発熱が強くてどうやっても下がらなくなってしまった。団扇であおぎながら かき混ぜたりしても、2,3℃下がる程度。すぐに元に戻る。つきっきりで頑張るが40℃付近を維持するのがやっと。

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さらに、発熱が強くなった頃から、香りにも異変が起きた。最初酸っぱい様な香りかなと思っていたが、だんだんと納豆の香りになってきた。いやー、やってしまったなー。すぐに止めるべきか迷ったが、温度さえ下げられたら回復できるかもと思い、さらに継続。でも結局十分下げることが出来ずに67時間で止めた。その間、納豆の香りがますます強くなったので、結果的には温度が暴走し始めたところで止めればよかったなと反省。

終わったところではコウジの白い菌糸の量は少なく、納豆菌が優勢になってしまったか。

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大豆を一粒食べてみたらやや酸っぱい味がしたので、ひょっとすると乳酸菌かも知れない。

どちらの菌にしても醗酵食品に利用されているもので、アミノ酸を生成する力はあるだろうと思い、ダメ元で塩水を5L加えてこのまま保管熟成することにした。おいしい醤油にはならないだろうけど、1年後に他の4人のお手本と比べさせて貰いたいなと思う。

今回の様なことにならないようにするには、44時間後のように菌糸が広がったところで止めるか、または薄く広げて醗酵させることで温度が上がりにくくするかが考えられる。たぶん後者の方法でじっくり醗酵させて、良く多糖やタンパク質を分解させるのがいいだろう。

醤油は味噌より難しい。容器を含め他の人が成功したやり方をよく真似てやらないと、なかなかうまく行かないことを実感した。

醤油づくり(1)

あしがら農の会の大豆の会の仲間4人に教えてもらいながら、今日は醤油麹の仕込み。

農の会で作った有機栽培の小麦と大豆、ポルトガルの天日干し塩を使ったこだわりの醤油を作る。贅沢だ。

昨日、まだ雪の残る中で大豆を洗い、大鍋で一晩水に漬けて水を吸わせ、

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今日は早朝から竈に火を入れて、数時間コトコト。味噌の時よりも柔らかく、潰れない程度に煮る。火の近くは暖かい。

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煮込んでいる間に、手前の小さな竈では小麦10kgを数回に分けて炒る。何のために炒るんだろうねーとか言いながら。

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炒り終わった小麦を新聞紙の上で冷まし、カリタのコーヒーミルで粗挽きする。ミルが過熱するので休み休み。時間がかかる。

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そのうちに大豆が煮上がったので、網ですくってカゴに入れ、

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布の上に広げて、内温40℃くらいまでさます。

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小麦粉のほうも粗挽きが終わったところで、布の上に広げて種麹55gと良く混ぜ合わせる。

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小麦と麹を混ぜ終わった頃、大豆の温度もタイミング良く40℃くらいになり、この小麦麹を大豆の上にまぶして均一に混ぜあわせる。

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これで醤油麹の仕込み作業が終了。5人で約7kgずつ米袋に入れて保温して持ち帰り、いよいよ夜も眠れぬ醗酵の始まり(らしい)。初めてなのでどうなることやら。オリンピックの寝不足がやっと終わりそうな頃で、どうせならもう2,3日早く仕込んでいたら夜も起きていたのにとの声もしきり。

雪の中の収穫

先週は2月4日(火)に初雪、2月8日(土)には大雪で、20cm以上積もった。

2月5日朝の畑の様子。ビニールトンネルにも雪が積もり、この後8日の大雪では重さで支柱が押しつぶされてしまった。

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雪はなかなか消えず、2月11日(火)でもまだ畑には多量の雪が残っている。

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人参などは埋もれてどこにあるかわからない状態。

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記憶を頼りにこの辺りかなと見当をつけて、まずスコップで雪をかるく除き、

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茎を見つけて引き抜く。

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手はシビれたが、幸い人参はこの寒さにも耐えてくれている。

この日の気温は昼間で5℃と手が凍えそう。

この人参を水洗いするのも大変だが、幸い我が家の井戸水は冬でも18℃、暖かい。

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おかげでゆっくりと洗うことが出来て、今日も収穫完了。

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今年は、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどの育ちが悪く、小さいものが多い。

野菜の種類も少なくなったので、そろそろ冬眠に入ります。目覚めの目標はできれば4月、ひょっとすると5月になってしまうかも。

それまでは、種まきや育苗で態勢を立て直します。