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大豆の種まき、田んぼ

今日は朝からずっと雨。

午前中は、あしがら農の会・大豆の会の仕事始めで、大豆の種まきを行った。大豆の会では年末に味噌を仕込むので、そのための有機大豆をこれから半年で育てる。

耕耘機で耕したあと、播種機を使って10cm間隔で種まき。押して歩くだけで等間隔に種を蒔いて土を被せてくれる。

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傾斜地なので下りは楽々進むが、折り返して登りになるとハアハア言いながら押してきて、次の人と交代。途中から雨が本降りになってきて、土が重くなり難航したが、なんとか最後まで完了。

一日中雨が降ったので水やりは十分。あとはカラスや鳩に食べられないかが問題で、一応鳥よけに案山子を立てて、糸を張り巡らせた。これで生き延びてくれるかどうか・・

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午後も雨が激しくて畑には入れないので田んぼへ。涼しくて水面の照り返しが無いので、こんな日は田んぼ作業に向いている。

草は全く見えないが、コロガシを持って中に入る。

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コロガシを押したり、田靴で歩いたりすると泡がぶくぶくと湧いてくる。これは田植え前にすき込んだ稲わらや草が土中で醗酵して出るガスだそうで、これを抜いてやった方が稲の生長には良い。ガス抜きの為には歩くだけでも十分だが、コロガシを押している方が歩きやすい。良くおばあさんが手押し車を押して歩いているが、それと同じで、足場の悪い田んぼの中を歩くのに、コロガシを押して歩くと散歩程度の速度で安定して歩ける。4aの田んぼを約2時間で押して歩き、ガス抜きと草取り(?)が終了。稲の生長は順調で、この調子だと草取りはほとんどしなくて済みそう。

葉物のリレー栽培

有機無農薬で栽培して一番喜ばれるのはやはり葉物。スーパーで売っているものを買うのはためらうという声も聞く。

ねもり農園ではサニーレタスやロロレタスなどのサラダ野菜がそろそろ終わりで、葉物はキャベツのみ。

小松菜などは周年栽培を心掛けているが、失敗もあって最近切らしてしまった(>_<)

これから夏の間1週間程度の間隔で種まきを続けるために、まずは場所の確保から。

玉ねぎの収穫を終えたので、向こう側からビニールマルチを折りたたんで半分まで片付け。レタスがまだ残っているのでその手前迄。このビニールは、環境問題を考えると秋からもう一年使いたい。

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生まれた空間に、ネットトンネルを作るための支柱を立て、元肥に発酵鶏糞を入れて、小松菜、東京べか菜、べんり菜を3列で種まき。上の写真の反対側から見ると、手前が種まきしたところ。今日は3mだけまいて、また来週、再来週と続ける。

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本来なら緑肥などをまいて一旦土作りをしたいところだが、場所の余裕がないので次々と自転車操業・・

 

すぐ左隣は収穫中のじゃが芋畑で、昨日掘ったお芋は結構良く育っている。洗って芝生で乾かしているところ。

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第一圃場に残しておいた緑肥のえん麦は、茎が枯れてきたので種取り。

大きなカゴに一杯採れて、これでまた秋に種まきできる。さて場所はどこにするか・・

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じゃが芋掘り会(第一回、第二回)

お芋がようやく大きくなり、恒例の芋掘りイベントが今年も始まりました。

明日の日曜は雨の予報のため、急遽今日に変更した家族も含め、今日は二回です。

今年初のお客さんは子連れの3家族。5年目の人から初参加の人まで様々です。

主力品種のレッドムーンから始めて、順に5品種を掘りました。

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インカのひとみ、これは一本でかなりの数がついていました。ノーザンルビー、ドラゴンレッドの赤肉品種たち。紫色で巨大なタワラマゼラン。

さて、どれが気に入って貰えるか楽しみです。

各家族が順番に掘る間に、なんと皆さんで畝間の草取りも。梅雨時は草が伸びるので、大いに助かりました。

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第一回の家族が終わるのとほぼ入れ違いに、第二回のメンバーが到着。

子供もすっかり大きくなり、久々に一人での来園です。

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前半の子供達中心に掘るのとこんなにも違うかと思うくらいにスイスイと順調に進みました。

食べ盛りのお子さんがいるので、減るのもスイスイでしょうね。

コロガシ

田植えが終わると田んぼの草退治が始まる。田植えから1週間して、稲が根付いた頃に一回目の草取りをする。と言ってもまだ草は見えない状況で、草の芽が出るかでないかの時期に早めに対策するのが良いらしい。

さあやろうと思って早朝に田んぼへ行くと、水がほとんどない。。

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水口の水量を全開にしてひとまず家に帰り、午後から再開。水が溜まった部分から、コロガシという道具を使って土をかき混ぜて草を取る。かき混ぜることで草は浮いてくる。

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押して引いてを繰り返しながら、前へ進んでいく。足はズブズブと沈んでいくが、それほどでない場所もある。一列の端まで行ったら、隣の列に移って戻ってくる。この日は4時間ほど頑張って、4aの約半分まで。次の日は水が満タンに増えていたので少し楽に、やはり半日で残り半分を完了。

これで終わりではなく、横方向にも同じようにコロガシをやる。2日後に再挑戦。朝から水は満タンで気持ちが良い。

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今日も半分/半日で終わりかなと思いながら始めたが、途中、色々な人がやってきて少しずつ話をしながらコロガシていると、結局午後も続いて、一日で全部コロガシてしまった。

夕方、日も傾いてきたところで↓。午後から結構風が強かったので、稲穂があちこちに流れている。

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結局、ほとんど草は見かけなかったが、コロガシていると底土の中から泡がぶくぶくと上がってくる。田植え前に草や稲わらをすき込んであるので、それが醗酵する際に出たガスらしい。コロガシの意味は、草取りの他にガスを抜いて酸素を供給し生長促進すること、代かきと同様に下方向への水の浸透を押さえて水持ちを良くすることもあるとのこと。戦前からある伝統的な方法だけに、昔からの知恵が詰まっている。

畑の様子6月10日

最近田んぼが忙しいが、合間を縫って畑作業も。梅雨に入ってから草の伸びが激しくて、ちょっと負け気味。

先週、空豆、スナックエンドウ、実エンドウが終わった後を片付けて、赤い彗星号で耕耘。スッキリ!

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予定では左の方に落花生を一列、右の方は葉物のネットトンネルを作る。まずは落花生の畝立てから

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昨日と今日で完成したので、一雨(明日?)来たら去年好評だった「おおまさり」を蒔く予定。

 

すでに先週末に大雨が降ってしまったが、遅ればせながらトマトの雨除けビニールを貼った。手前のは去年のものを再使用、奥のは去年の台風で穴が開いたので新品。8月末まで台風が近づかないことを祈る。

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中のトマトは一番花から実がつき始めた。Roseトマトに比べて桃太郎は実付きが早く確実。さすが国産の改良種は違う。

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露地のミニトマトも多数の実をつけ始めた。色づくのは7月になってからか。

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ナスは花が咲き始めたが、今のところ実は見当たらない

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ネットの中のキャベツは収穫期を迎えた。しかしよく見ると青虫がチラホラ・・ヨトウムシらしき食害も。

完全には虫を防げないが、それでもネットを使うと葉物の見映えが格段に良くなる。今年の葉物はしっかりネットを使おう。

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ついでに季節の花をひとつ。

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はじめての・田・植・え♪

1週間の準備作業を経て、この土日はついに田植え。

朝の8時から多くのメンバーと臨時参加者が田んぼに集まり、総勢20名ちょっと。中心メンバーは40代〜60代。20代から幼児まで幅広い参加者も得て始まった。晴天にも恵まれ、山の中の棚田は涼しくて気持ちがよい。

線引きが終わったところに各自苗を持って入り、ぬかるんだ泥の中に手で植えていく。田んぼ用の長靴を持っていない人は裸足で。30cm位は足が沈み込む。ヨイショっとやらないと足が抜けないので、前に進むのも大変。

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1日目は8時から15時までで半分強植え付け、2日目は8時から12時までで残りを植え終わった。

植えるときは線の交点を見ながら植えていくため水を抜いた状態で行い、植え終わった田んぼから水を入れていく。

夕方様子を見に行ったときには、一番下の1面を除いて、田んぼらしく水が溜まっていた。(水面に蕎麦かすを撒いたので、茶色く見える部分もある)

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これから9月末までの約4ヶ月間、水の管理と草取りが大事な仕事になる。水はベテランが毎日管理して下さるのでお任せし、残りのメンバーは担当の田んぼを決めて、草を取ったり水漏れしないよう畦を管理する。

 

右奥の未だ田植えしていない2面は、80代の農家のおじいさんが一人で作業している。ここは未だ良いが、すでに耕作放棄された農地がこの辺りあちこちにあり、あしがら農の会にも使って欲しいという要望が多いようだが、人数にも限りがあるので十分には対応できていない。ただ、このグループ田んぼから今年は2名(2家族)が独立してより広い田んぼに移っており、逆に私を含め3名が新しく参加している。少しずつでも担い手が増え、どんどん増えてくる耕作放棄地の一部でも維持していければ、食糧の確保、環境保全にとって大切なことだと思う。

田植えの準備

この1週間ほどは田んぼに通って田植えの準備作業。

まずは畦の周りに沿ってスコップで掘り、カニの穴を見つけて埋めたり畦の修理をする。これは結構な力仕事。

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それからハンマーナイフモアーで全面の草刈り

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そのあと耕耘機で全面を粗起こしし、水を入れる。

水を入れると周りの穴(数カ所くらい)から水が漏れるので、穴を探してその都度修理する。棚田は水が漏れやすいので大変。

畦際には泥を塗って水を漏れにくくする。(畦塗り)

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水が無事溜まったら、耕耘機で代かき。

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11面の棚田を順に代かきして、やっと全部完了。機械が非力なため完璧な代かきは出来ていないが、トンボも使って可能な限り平らにした。この写真では明日からの田植えに向けてすでに水抜きを始めている。

最初に植える田んぼから線を引いた。これがまた力仕事。直角方向にも引いてマス目にした。3人がかりでやっと3面。残りは線を引きながら田植えをしていく。

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いよいよ明日と明後日の二日間、ほぼ全員が集まって手植えする。この1週間の作業で体はあちこち痛いが、天気も良さそうだし苗も丁度良いサイズに育っているし、気分一新して頑張って植えよう。。

さつまいも

明日からは田んぼで忙しくなるので、今日の内にさつまいもの植え付けをしなくては。

品種は、昨年と同じ紅はるかと安納芋を植えることにした。

19日に牛糞堆肥を入れて耕耘機で耕して置いた場所。昨日もかなり雨が降って土が湿っているので植え付けには最適。

朝からまずクワで出来るだけ高く畝立て。幅は約1m。

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次に上から押さえて台形に整える。

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例年はこのまま植え付けるが、今年はマルチをするかどうか、この時点でまだ迷っていた。草がはびこることを考えるとマルチをすると楽になる・・・環境のためにはできるだけビニールは使いたくない・・・剪定屑マルチは量が足りない。

で、畑の面積が増える予定も考えて、結局ビニールマルチを使うことに決心。その代わり、丁寧に使って来年も再使用するように努力しよう。

早速黒ビニールを買いに走り、端から張って行く。幅95cmのビニールで丁度良い。

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午前中にマルチを張り終わり、午後からは苗の植え付け。

マルチに棒を差し込んで穴を開け、紅はるか40本、安納芋46本を株間30cmで植えていった。

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1時間ちょっとで植え付け完了。

ホッとして少し収穫などをしていたら、突然の通り雨。神様が水やりをしてくれたのかな?

タイミングが良かったというか、何とも運に恵まれた植え付けだった。良い芋が採れるに違いない。。。

堆肥マルチ、ネギの種まき

気温が上がってきて、雨が降ると草がどっと出そうなので、ナスとピーマンの草対策に堆肥マルチをした。

昨年の11月30日に植木の剪定屑、もみ殻、米ぬかを畑の隅に積み込んだ。翌日には70℃近くまで温度が上がり、一応醗酵(堆肥化)は進んだ様子。その発熱で、古いブルーシートがぼろぼろになってしまっていた。

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一方、下は先週定植した真黒茄子。晴れが続いて、土はカラカラ。でも幸いまだ草は生えていない。

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まずはナスの畝全体に堆肥を被せ、地面に日が当たらないようにしていく。これにより草が生えにくくなり、水分の蒸発が押さえられ、また、なにがしかの肥料分の補充にもなる。

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これでも少し草は生えてくるが、抜いて堆肥の上に積むことで、遮光層が厚くなっていく。

ピーマンにも同じように堆肥マルチ。

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この2列で、剪定屑堆肥の7割を使った。残りは里芋かさつま芋のために残しておく。

 

次に、ネギの種まきが遅れているので蒔こうと思ったが、モグラの被害が多い畑なのでちょっとアイデアを試してみることに。

まず、プラスチックのカゴを2個土に埋めた(写真は1個埋めたところ)。このカゴの中に種を蒔けばモグラの直接の害は防げるのではないか?? ただ、カゴの穴からモグラが通り抜けてくるかも知れないので2日間ほど様子を見たが、カゴの下まで来ただけで、幸い穴は抜けなかった様子。

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うまく行きそうなので、左のカゴには九条太ネギ、右には薬味用の葉ネギを蒔き、水をたっぷり掛けて不織布で何重にも覆って乾燥防止した。 カゴよりもう少し目の細かいザルなどでやったら更に良いかも知れない。

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キャベツやブロッコリーを定植するときなどでも、この方法が応用できるかも知れない・・

実験の結果がどう出るか、期待が大きい。

ピーマン、ナス定植、お米のトンネル外し

一週間ほど晴天が続いて土はカラカラに乾燥している。

水やりが欠かせないが、こういうときは耕耘機の作業には土が軽くて都合がよい。

昨夏のソルゴーのあと、冬にほうれん草を作っていた場所を耕耘機で耕して、牛糞堆肥を80L入れた後に固定種の魁ピーマン30株と、一代交配種のあきのピーマン8株(いずれも自家苗)を定植。穴の底に水をたっぷり入れて植え付けた(5/9)株間はやや広めの70cm。

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田んぼで苗を保温していたビニールトンネルを外すとの連絡を受け、5/11に5人参加で作業。外す前の苗の様子。

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田んぼ用の長靴を履いて、初めて泥の中へ。バランスを取って歩くのが結構大変だった。

担当の田んぼの分、左3列のビニールトンネルを外した。良く生え揃っていて緑が美しい。三葉期とのこと。月末に田植えをするので、それまではこの状態で育苗を続ける。

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同日午後はじゃが芋の土寄せと、ナス植え付け場所の耕耘。赤い彗星号の耕耘幅を22cmに狭めると、畝間に丁度良かった。黄色の培土器で左右に土を寄せて、その後クワで手作業にて土寄せ。これも土が乾いているときでないと重くて大変。ついでに発酵鶏糞少量と、かき殻粉末を追肥。右端のレッドムーンのみやや生長が遅いのが心配。

じゃが芋の右側、ナスの予定地も耕耘幅を45cmに広げた赤い彗星で耕耘。

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今日12日は、ナス区をクワで軽く畝立てし、90cm間隔で支柱を立ててナスを定植。固定種の早生真黒(しんくろ)茄子29株を種から育てたもの。ここにも牛糞堆肥80Lと、発酵鶏糞2kg、かき殻粉末2kgを入れた。今夜は雨との予報に期待。

ナスの支柱は垂直にするか斜めにするか毎年迷うが、今年は垂直にしてみた。あとはヒモを利用して何とかしよう。。

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5月はじめは夏野菜の定植作業で忙しいが、あと育苗中で残るのは水ナス系の黒十全茄子、お盆過ぎの収穫を狙ったRoseトマト第2弾、ズッキーニ、かぼちゃくらい。大物はほぼ一段落した。