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お米の籾すり -2017/10/15-

このところ秋雨前線の停滞で、稲刈り、天日干し、脱穀には大変困った天気が続いている。

あしがら農の会の欠ノ上田んぼでは、うるち米の稲刈りまでは天気の良い時期に終えられたが、天日干しの一週間では晴が2日ほどしか無く、かなり水分含率が高いまま脱穀した。

そして、今日も雨の中、籾すり作業を行った。

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朝から夕方までずっとの作業だったが、今年は珍しく(!)機械が快調で、ストレス無く作業が進んだ。

小屋裏には煙が立ちこめているが、籾から玄米を取りだした残りのもみ殻は、小屋の裏手で並行して燻炭に焼いた。雨なので2,3日かかりそう。

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玄米の収量が1590kg。田んぼの面積が約2.5反なので、1反あたり636kg。1反あたり10俵(600kg)が「畝取り」といって目標とされる数値なので、収量的にはとても満足のいく結果だった。中山間地の棚田で、有機農法での結果としては最良ではないだろうか。

ただ、雨天続きのため玄米の含水率が約19%と高く、放っておくとカビが生えるので、分配して各自が持ち帰ったあと含水率15%以下まで広げて乾かす必要がある。これからもしばらく雨天が続きそうな予報のため、どこでどうやって乾燥させるか頭が痛い。

一方、もち米の方は先週末に稲刈りをして現在はざ掛け状態で、雨にさらされて乾燥どころでは無い状態。下手をすると穂から発芽してしまうので、こちらも何とか早めに脱穀したいところ。

他の田んぼグループも皆困っているが、今年の稲作は、最後の所で天候に悩まされている。

一般の農家はコンバインで稲刈りと脱穀を同時にやり、籾を電気乾燥機で乾かしてしまうので、すでに完了しているところがほとんどだが、味を求めて天日干しにこだわると痛い目に遭う。

問題が無い年が無いくらいだが、やっぱり今年も難しい。

サニーレタス、冬キャベツ定植 -2017/10/6-

気温がぐっと下がる時期になり、このところ葉物を中心に種まきが続く。小松菜、水菜、べか菜、春菊、ロロロッサ、かぶなど。

今日は午後から雨の予報だったので、午前中に定植作業。
冬どりのキャベツ(左)とサニーレタス(右)。

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どちらも36穴トレイで苗を育てたが、サニーレタスは8月16日に2粒ずつ種を蒔いたが発芽せず、8月25日に同じトレイにもう一度2粒ずつ蒔いたがやはり発芽せず、タネが駄目だったかなと諦めていたら9月4日になって発芽。しかも1つのセルに4本出てきた!

温度が適度なところに下がったので出てきたのだろうか??

そんなこんなで想定外に多数の苗が出来てしまったが、捨てられずに全部定植してしまった。当初の予定よりかなり遅れたが、育つかどうか。。
例年なら10月はレタス類も豊富にあるが、今年はちょっと厳しいかな。

稲刈り-2017/10/1-

あしがら農の会の欠ノ上田んぼでは、今年もいよいよクライマックスの稲刈り。

昨日はお手伝いの人も含めて約20名の参加で8時から17時までの作業。半分強を刈ってはざ掛けまでやった。
今日は約30名の参加で、8時から15時までの作業。

まだ刈り取り時期に達していないもち米を除き、全部はざ掛けまで終わった。

鎌による手刈りと、バインダーによる刈り取りの併用だが、木曜の激しい雨の影響か、長靴の半分くらいまで沈み込むような所も多く、バインダーは難航。手刈りの部分が例年より多かった。

機械の持ち込みは諦めて、全て手刈りでやったところも。
奥の方は泥の上にトタンを並べて、その上に乗って手刈り。

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幸い、手伝いに来てくれた人も多かったので、無事完了した。

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来週は、残るもち米の刈り取りと、天日干しした稲の脱穀。
再来週に、もち米の脱穀と、全部の籾すりだろうか。

天気によっても予定は変わるので、まだしばらく気が抜けない。

ヨトウムシ来襲 −2017/9/26-

茎ブロッコリー(スティックセニョール)が高さ30cmくらいに成長したが、一部の株が網目状に虫食いにされた!

葉を裏返してみると、太さ1mm長さ5mmくらいの小さな青虫がいっぱい。急いでテデトールで退治していると、卵を発見。
一株に1〜3ヶ所、ほとんどの株にびっしりと卵が産み付けられていた。
ヨトウムシだ! (右端は手袋の親指)

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この葉っぱは、良く見ると卵塊の左半分と右半分で卵の間隔が違う。大きさも右の方が大きいかな? 何だろう、2回産み付けられたのか? 他の葉は、左半分のような密なものがほとんど。

さらに、下の方に黄色い卵らしいものがぽつんと1個ある。
モンシロチョウかな。。

これは退治しないと大変な事になる。卵は指で簡単にパラパラと落とせるので、一株一株、葉を一枚一枚全部裏返して「丁寧に」取り除いた。誰かと違って口先ではなく、本当に丁寧に。

家に帰ってからふと気になったが、卵を葉から落とせばよかったんだろうか?孵化したらよじ登ってこないか?
わからないけど、微生物やアリさんを信頼するとしよう。

カリフラワーも隣の畝に植えてあるが、そちらは食害も卵も無かった。

隣のキャベツは?ネットの中のはもちろん問題なくきれいだが、一株だけ比較のため露地に植えてあるのを調べてみた。(手前)
食害もないが、卵も見つからなかった。

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ということは、ヨトウムシは茎ブロッコリーが一番好きで、キャベツやカリフラワーは2番手3番手ということらしい。
虫もグルメになってきたようだ。

モンシロチョウの青虫も、茎ブロッコリーには少しだけ見つかったが、この露地キャベツやカリフラワーには見つからなかった。

ということは、キャベツの露地栽培をやるときには、近くに茎ブロッコリーを少し植えれば、食害が減らせるかも知れない。


今日は落花生を初収穫。品種はおおまさり。

一株だけ試しに抜いて見たところ、十分大きな実もかなりあるが、まだ生長中の小さな実も半分以上。一株収量600gほどだったのでまだ少し早い。ただ、10月末までが収穫期なのでそろそろ販売を始めることにする。

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去年は畝の長さ計50m作って全然足りない状況だったので、今年は70m。しかし、畑のスペースの都合で畝巾を狭めざるを得なかったので、一株収量は下がりそう。
なかなか思うようには行かないもの・・・

ニンニク植えつけ -2017/9/24-

稲刈りまであと1週間。今のうちにやるべきことをやってと、気持ちだけは焦るが、徐々にしか進まない。

大根の種まき2回目と、小松菜などの葉物の種まき(約2週間毎)は昨日済ませた。じゃが芋の土寄せ2回目も終わった。

今日の午前中はあしがら農の会の大豆の草取り、午後は自分の畑で何をしようかと考えた末、ニンニクの植え付けをすることにした。ほうれん草とのらぼう菜の種まきは明日出来るかな。

じゃが芋の跡地を再度クワで耕し、醗酵鶏糞2kg入れて黒マルチ。
このマルチは、去年玉ねぎで使ったものを回収して再利用。

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買っておいた種はホワイト種のニンニク1kg。

横に5個x50列で250個植えられた。

一昨年はマルチ無しでニンニクを作ったが、5月頃の玉が太る頃に赤さび病になり、ほとんど採れなかった。知人に聞いたら、農薬を使わないなら、病気になる前に早く大きく太らせればいいとのことなので、今年はマルチを使い、多肥気味に育てて見ようと思う。

白菜の定植 -2017/9/22-

白菜は虫が非常につきやすいので無農薬では難しい。
ここ2,3年は作るのをやめていたが、冬場の品揃えを考えるとやっぱり欲しいと思い、今年は苗を育てていた。

予定地はミニトマトのあと。
まだ少し実がついていたが、切り替えが大事と、思い切って片付けた。昼から雨予報で、耕したり肥料を入れたりする時間は無いため、不耕起無施肥でスタートすることに。
ミニトマトを植えていた畝に、そのまま自家苗を定植した。

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通路の部分には、ミニトマトの残渣や抜いた雑草を詰め込んだ。
雨が上がったら、ここに窒素肥料を撒いて、分解を促進しようと思う。

さて、今年も虫喰いだらけにされてしまうだろうか
などと考えていたら、早速モンシロチョウが飛んできた・・

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

さつま芋試し堀り -2017/9/18-

じゃが芋の在庫も底をつき、お客さんからもさつま芋そろそろですかと聞かれるようになり、やはり気になるので試し堀りしてみた。

今年は主力が安納芋、次にシルクスイート(初)、そして紅はるかが少数という構成。甘そうな芋ばかり揃えた。

しかし、現場はというと、どこにさつま芋があるのかわからない様な状態。手前だけ少し草を引き抜いてみた。

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芋のつるは細いし、葉も貧弱!
これじゃ小さな芋が2,3個ついている程度かなと覚悟を決めて、マルチを(再利用するため)慎重に剥がしながら5株掘ってみた。

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あれっ、、予想よりは良く出来ているかも・・

まだ少し細めだが、一株5個程度、何とか食べられそうなサイズになっている。安納芋はもっと丸っこいのが多いが、今年は何故か細長いのが多い。揃いもいつもより良い。
天候のせいか、今年のトキタの苗はこんな品種だったのか。。

もう一回り太った頃がちょうど掘り頃かな。意外と順調に育っていた。

あと10日だとして、ちょうど月末頃か。
稲刈りと重なってしまった! 忙しいときは重なるもの。。

ありがたい、ありがたい。

芽キャベツ定植、秋じゃが土寄せ-2017/9/13-

じゃが芋の芽が伸びてきたので、株の両側に米ぬかを撒いて、

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土とよく混ぜながら土寄せした。

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生の米ぬかを入れるのはちょっと危険かも知れないが、元肥無しでスタートしたので、ちょっと冒険。(前科有り)

もう一列も同じように米ぬかを撒いて土寄せ。

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秋じゃがは気温が下がっていく環境で芋を太らせないといけないので、茎葉を早く大きくするように心掛けている。今のところは順調そう。

真冬の人気者、芽キャベツの苗も定植時期になったので、1m近くまで茂っていた草を抜き取って耕耘し、定植した。

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真冬に向けては、白ネギ、里芋、人参、長芋は順調。九条ネギは少なめ、ごぼうは失敗してトホホな状態。
これから、大根、葉物など頑張りましょう。

レタス、カブの種まき -2017/9/9-

秋野菜の種まきも9月が最盛期。

今日は、小台東の畑で桃太郎トマトのあとを片付けて種まきをした。桃太郎は病気でほとんど収穫出来ず。何が悪かったのか??

途中で諦めて草むらになっていたので、まずは草の片付けから。
右側半分ほど抜き取ったところ。

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全部抜き取って奥に積み上げたが、約5時間もかかった。
緑肥もびっくりするほどのすごい量。

牛糞堆肥、醗酵鶏糞、くん炭を入れて畝立てし、種まきはほんの30分ほどであっけなく完了。

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中央の畝には、ロロロッサ、マノア、ベビーリーフカラフルミックスの3種を各1列播種。
右の畝には、金町小かぶと、みやま小かぶを各1列播種。

今日は出来なかったが、抜いた草は、入るだけ通路部分に詰め込んで、来春までにゆっくり分解させようと思う。

キャベツなど定植 2017/9/4-

今日は曇で、時々弱い雨がチラホラ。

7月18日に種まきしたものがちょうど植え頃になっているので、台風15号も行き過ぎた今日は定植のチャンス。

塚原の畑に、元肥として牛糞堆肥、醗酵鶏糞、くん炭少量を入れてクワでかき混ぜ、キャベツ、茎ブロッコリー、カリフラワー、カリフローレ80を定植した。

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左手前は茎ブロッコリーのスティックセニョールを千鳥植え、左奥の防虫ネットの中にはキャベツの味星、右側の2列はカリフラワー野崎早生とカリフローレ80を各1列。いずれも30穴〜36穴トレイに種を蒔いて鉢上げもせずに育てたので、茎の下部が徒長しているが、例年これでやって普通に収穫出来ているので、まあいいのだろう。

中央は先日植えた秋じゃがで、一部は発芽してきた。

これで第一陣の定植は終わった。続いて育苗中のものは、芽キャベツ、サニーレタス、ロロロッサ、マノア、ロマネスコ、白菜、茎ブロッコリー(第二弾)、冬どりキャベツなど。まだまだ定植は続く。

種まき予定も忙しく、大根、カブ、小松菜等葉物類、玉ねぎ、そしてニンニクの植えつけも。タイミングを逃さないよう注意したい。
大根と葉物の場所は確保してあるが、それ以外はまず草取りして耕耘してと、準備がまた大変。
そうそう、月末になると稲刈りも。しばらく忙しい日が続く。