ねもり のすべての投稿

じゃが芋の植え付け(2) -2017/2/26-

ふだんの運動不足を解消したいと、助っ人が東京から駆けつけてくれた。去年もじゃが芋植えを手伝ってくれたので、これで2回目。今日は塚原の畑。

じゃが芋を植えるため、まず前作の大浦太ごぼう掘り。
大きいものは太さ5cm位で長さが1mほど、10本強掘った。

IMG_2860.jpg

場所が出来たら耕耘機で耕耘。

IMG_2861.jpg

続いて耕耘機で植え溝を掘る。条間80cmで長さ20mx2本。

IMG_2865.jpg

レッドムーンを主に、計3種の種芋を30cm間隔で並べる。

IMG_2866.jpg

この上から、牛糞堆肥を0.7kg/1m入れて、埋め戻した。
溝に牛糞堆肥を入れるやり方は、農の会のIさんが農家の実家でやっていた方法とのことで、試しにやってみる。

IMG_2869.jpg

午後4時前には完了。3種計約140個植えられた。
前作のごぼう掘りが重労働だったので、遠来の助っ人が有り難かった。

これで残すは小台西の畑のみ。

じゃが芋の植え付け(1) -2017/2/24-

一年の畑仕事の開始を告げるイベント=じゃが芋の植え付け。
いよいよ今年の農作業も始まった。

あしがら農の会のじゃが芋同好会4人が集まって、小田原市久野の畑で一緒に植えつけた。

IMG_2858.jpg

一人あたり20mの畝が2本。条間は80cm。

それぞれ好きな品種の種芋を持ってきて、肥料も好きなように。
牛糞堆肥を入れる人、もみ殻くん炭を入れる人、何も入れない人など全員やり方は違うが、共通点は化学肥料は使わないことと農薬は使わないこと。種芋を切ってから一ヶ月くらい干した人、2日間干した人、その場で切って植える人(私)、灰をつける人とつけない人など、みんなやり方が違う。
芋の切り口を上向きに置くか下向きに置くか、気にしないか。。
植えた後、土を高く盛り上げる人、平らにするだけの人など、盛り方も色々。
それぞれ自分のやり方がいいなどと言い合いながら、笑いの絶えない半日だった。

男爵、メークイン、キタアカリ、ピルカ、レッドムーンなど品種も様々。同じ品種でも作り方が違うので、収穫出来たら食べ比べ会をやろうという話で落ち着いた。

今日は半日で無事植え終わったが、あとは自分の畑2ヶ所が残っている。

春の気配 -2017/2/19-

一昨日の春一番で、トンネルがはがされたり玉ねぎのマルチが飛ばされたり。
また明日も強風の予報だが、とりあえず修復して回った。

12/25に種まきしたアトラスほうれん草。ビニールが東側に剥がされた。とりあえずトンネルを元通りに修復。
3月半ば頃には収穫出来るだろうか。

IMG_2851.jpg

1/11に種まきした葉物のトンネル。こちらは西側に剥がされていた。同じ畑でも風向きがころころ変わったのか?
ちょうど良い機会なので三角ホーで草取りし、水も撒いてからビニールを元に戻した。右側から小松菜、べか菜、小かぶ。
まだ本葉が出たばかりで小さい。これまでトンネルの裾を埋めていたが、ちょうど良い機会なので被せるのみにした。
菜の花が咲く前に収穫できるか、はたまた菜の花畑になってしまうか?

IMG_2856.jpg

ついでに畑の様子を。
1月から収穫を続けている水菜、小松菜のトンネル。
これは風の被害は無く、来月の初め頃までは収穫出来そう。
そのあと上記のトンネルにバトンタッチ出来ればというのが狙いだが、うまく行かないかな?

IMG_2854.jpg

左が芽キャベツ。秋の生育が遅れて2月に入って収穫が始まった。小さいが甘くて好評。
赤キャベツも生育が遅れ、冬越しして5〜6月の収穫だろうか。
右の大根は葉が小さいが、先週1本抜いてみたところ、地中深く立派な大根に生長していた。今週から収穫予定。

IMG_2852.jpg

そら豆は少し黄緑色になっているが寒さに耐えて越冬中。
3月になれば一気に伸び出すかな。。窒素肥料を少しやろうよと言う声と、マメ科だからほっとけと言う声が頭の中で戦っている。
やっぱり自然に任せよう。

IMG_2850.jpg

ごぼうを掘ろうとして、もう芽が出始めたのに気づいた。
畑で自然に芽が出てきたのは、これが今年初めて。
立春から2週間。野菜たちはもう春の気配を感じ始めた様だ。

IMG_2857.jpg

味噌の仕込み2017 -2017/1/29-

今年もあしがら農の会で味噌造りを行った。
材料は、みんなで作った有機のお米、有機の大豆、それとポルトガル産の天然塩。

まずは米麹づくり。これは1/22日と1/23日の二日間で順番に。
米をセイロで蒸したあと、40℃くらいになったところで種麹と混ぜ合わせる。

IMG_2766.jpg

毛布などでくるんで保温し、麹の増殖と醗酵を進める。
人によって2日で止める人も居るが、温度が下がるまでやってみた。4日間強に渡って醗酵による発熱が続いた。

温度推移2017.jpg

翌週(昨日1/28)に大釜を設置し、今年左側に見える畑で収穫した大豆を水洗いし、大鍋に入れて一晩水を吸わせた。

IMG_2782.jpg

 

さて今日はいよいよ味噌造り本番。早い人が朝5時半から火を入れてくれて、10時頃の煮上がりを狙う。煮上がりを待つ間に、各自が作った米麹に塩を混ぜて、塩切りを行う。

IMG_2802.jpg

予定通り10時頃には大豆が煮えたので、一人6kgずつ分配。

IMG_2805.jpg

熱いうちから足で踏んで、大豆の粒を潰していく。

IMG_2808.jpg

大体潰せて温度が40℃くらいに下がったところで、塩切り麹をまぜて、できるだけ均一によく揉み込む。

IMG_2812.jpg

空気が残らないように、しっかりと容器の中に押し込む。
ところどころで塩をはさんでいく。

IMG_2816.jpg

材料の米が3kg、大豆が約3kg、塩が1kgで、10Lの容器がちょうど一杯になるだけ詰め込めた。仕上がりの量として10kgくらいだろうか。

空気が出来るだけ残らないようにビニールの口を閉じて、あとは1年間じっと待つだけ。
今年で味噌造りも4回目になり、手順も大体覚えた。
こんなオープンな環境で仕込んでよく変な菌が入らないものだと感心するが、多くの人が失敗も繰り返しながら、長い年月をかけて手順を確立してきたのだろう。伝統のワザ・・

レモンの防寒 -2017/1/13-

予報によると、日曜日の最低気温が-5℃、月曜火曜もマイナスの日が続くらしい。

レモンの木はー5℃以下になると枯れると書いてあったので、急遽防寒対策をすることにした。

木の回りにパイプを数本立てて、不織布をグルグル。

IMG_2761.jpg

不格好だが、これでも少しは風や寒さを防げるのではないかな。
作業中も風が強かったが、レモンの枝には長いトゲがあるので、不織布が引っかかって見た目よりは丈夫そう。トゲも役立つもんだ。

玉ねぎは霜で浮きそうなので、マルチの穴の部分にくん炭をまいておいた。里芋は土寄せしてビニールをかけてあるので、その上に少し土を被せて飛ばされないように対策。

こんな寒さは今回だけならいいが・・

2017種まき初め -2017/1/11-

お正月休みも終わりぼちぼち作業も再開しているが、葉物が寂しくなってきたので、今日は種まきしようと心に決めて朝起きる。

このところ朝は寒い。

越冬中のそら豆の葉には氷の結晶が・・針状結晶か。。
日が当たるまでは葉が垂れている。

IMG_2756.jpg

赤キャベツや芽キャベツは、この程度の寒さにはビクともしないようで、霜をまといながらも平然と上を向いている。

IMG_2757.jpg

さて、今日の作業・・

去年きゅうりやかぼちゃを作った場所を片付けて、耕耘機で2,3回往復して耕耘。知り合いにもらった鶏糞を10kgほど入れた。

IMG_2758.jpg

F1の小松菜(タキイ)、東京べか菜(自家採種)、金町小かぶ、みやま小かぶを蒔いて少し水をやり、トンネルを掛けた。

IMG_2759.jpg

新年らしく新しいビニール。やっぱり気持ちがいい。
保温のため裾は全部土に埋めた。

家に帰って記録を見たら、去年も同じ1月11日に小松菜とべか菜を蒔いていて、3月3日に初収穫している。4月になると塔立ちが始まるので、この時期は収穫期間が短い。

右側にもう一列種まき出来るが、サラダ用のレタス類でも蒔くか、苦手なほうれん草を蒔くか。ちょっと思案橋。

2016年まとめ -2016/12/30-

今年も色々なことがあったが、畑仕事も田んぼの仕事も無事に終えることが出来た。

畑の面積は変わらず約1.6反。ただ、あしがら農の会の畑の一部を使わせてもらうようになったため、プラス0.2反ほど。やや増えた。

生産量を集計してみた。(自家用やイベント分は除く)

  • 葉菜類  150kg (サラダセット、小松菜、キャベツほか)
  • 果菜類  170kg (トマト類、ナス、きゅうり、ピーマン)
  • 豆類   30kg  (落花生、そら豆、枝豆、エンドウ豆)
  • ネギ類  80kg  (白ネギ、玉ねぎ、九条ネギ)
  • 根菜類  400kg (里芋、人参、さつま芋、じゃがいも他)
  • みかん  170kg

合計するとちょうど1トン!よくこれだけ作って運んだもんだ。
昨年は600kgだったので、1.6倍頑張った。天候不順や虫害できゅうり、なす、オクラなどが減少して果菜類は減ったが、葉菜、ネギ、根菜が倍増して十分補った。

販売額で見ると、根菜>葉菜=果菜>>みかん>ネギ類=豆類

大体生産量とあっているが、みかんだけは重さの割に額は低い。全体では、昨年に比べやはり1.5倍に増加した。

一方、作業した日数は322日。作業時間は1693時間だった。
病欠は幸いゼロ。毎日作業しているためか健康には恵まれた。

2017作業実態.jpg

昨年が311日で約1500時間だったので、時間は約1割増した。
そろそろ作業時間は上限に近い。

来年は効率化が重要になるが、
・失敗しないように確率を上げる
(適期まき、水や肥料の管理、ネット使用で虫害防止ほか)
・マイナーな作物は思い切ってやめ、人気品種に絞っていく
・耕耘機の活用、リビングマルチの活用による省力化など、色々工夫して行きたい。

みかんの収穫完了 -2016/12/24-

今年はみかんの裏年で、実をつけた木は13本中6本。今年枯れた木が2本。収量は去年より当然少ないが、それでもかなりある。

この木はNo.16(枯れた木は抜け番になっているので、現在の本数より番号が多い)。収穫を始める前に撮影したもの。

IMG_2713.jpg

去年もいっぱい実をつけたのに、今年も頑張った。
数日かけて収穫し、コンテナに8箱ほど採ってやっと終わった。
本年のチャンピオン。品種は大津だろうか、やや大粒で甘い。

IMG_2741.jpg

重い実がなくなって、多分ホッと一息。こちらもホッと一息。

隣のNo.17。これは超大玉。夏みかんのように皮も厚く、保存して2月か3月にでも食べられそう。大きいので、生搾りジュースにしても美味しそう。

IMG_2742.jpg

採り終わってすっきり。コンテナ2杯だった。

IMG_2744.jpg

現在物置にはコンテナ17個分のみかんがある。300kg強?
何とか年内に収穫は終わったが、さてこんなに売れるだろうか。。

木によって味が少しずつ違うので、糖度計でも買って調べてみよう

ごぼうと山芋掘り -2016/12/22-

お正月の需要があるので、ごぼうと山芋掘り(12/21日)。

ごぼうは大浦太ごぼう。
柔らかくて煮物に向く。
太くて短いのが品種の特徴というが、うちのは1mを超えていて、大抵途中で折れてしまう。こんなに大きな物が家庭で食べきれるだろうか?お届けするのに気が引けてしまう。。

IMG_2730.jpg

 

掘りついでに山芋も。
もらった自然薯を2〜3年栽培しているもの。掘った芋の首の部分を保存しておいて、また翌年植える。
今年は黒マルチで育てたためか、結構良いものが出来た。

山芋は柔らかくて力を入れるとすぐに折れるので、そろりそろりと少し離れた所から掘っていって、土ごと取り出す。

IMG_2724.jpg

これもちょっと大きすぎるくらいか。
ちょうど良いサイズを作るのは難しい。

多くの野菜は配達の当日に収穫しているが、時間のかかるごぼうや山芋は、必要数を早めに掘って土の中に浅く埋めておく。

今日22日は配達日。夕方4時頃に小田原城の横を車で通り、信号待ちをしていたところ、カラスらしき鳥の大群。寝床に帰ってきたのだろうか。

IMG_2740.jpg

はざ掛け竹の整理 -2016/12/18-

霜柱が立ち始めた冬の日になっても田んぼの仕事は続く。

来年からグループ田んぼの面積を3反から5反に増やすことになり、関連の工事の第一弾として、はざ掛けに使う竹の置き場を移設した。

朝から単管パイプやジョイントなどを持ち込んで、まず縦の支柱を打ち込み、横支柱を固定して、さらに昼過ぎから屋根のトタンを取り付けた。巾が約1.3m、長さが約6m。

IMG_2726.jpg

面積の増加に備えて人数も少し増えたので、半日ちょっとで小屋は出来上がった。

並行して田んぼの横の竹藪で太い竹を切り、今年使った竹と合わせて新しい竹小屋に詰め込んだ。

IMG_2728.jpg

竹の保管場所の移設はこれで完了。9時から始めて15時迄。
10人以上集まったので順調に進んだ。

あとは1月頃に、トラクターや軽トラが通れる通路の建設工事や、重機を入れた畦の修理、日陰を作っている大木の伐採などの大きな工事が続く。


今朝、田んぼへ向かう途中に見えた富士山。

IMG_2724.jpg