「田んぼ」カテゴリーアーカイブ

2016年の田植え -2016/5/28-

あしがら農の会の欠ノ上田んぼでは、今年も2日間かけての田植えで、今日が一日目。

先週末に3日間かけて、棚田11枚合計3反の草刈り、あら起こし、代かき、畦塗りなどの力仕事を済ませた。
昨日は、育てた苗を苗代から抜き取り、両手で持てる程度のカゴに入れて今日に備えた(苗取り)。準備は完了。

今朝は8時に全員集合し、総勢17人で田植えを開始。
今日は珍しく子供がいなくて、経験者ばかり。

上の田んぼでは道具を使って田んぼに縦横の線を引いている。
道具は10kgぐらいだろうか。やや重いのと足場が悪いので、真っ直ぐに線を引くのは結構難しい。
既に線を引き終わった下の田んぼでは、残りの人が苗を植え始めている。

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縦横の線の交点に、苗を2〜3本ずつ手で植えていく。
場所によっては膝下くらいまで足が沈み込むので、バランスを崩さないように歩くのが大変。終わる頃には皆さんズボンもシャツも泥んこになった。

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若い人は植えるのが速く、私の倍くらいで楽々植えていく。
でも、話をしながらゆっくり植えていくのも楽しくていい。

今日は曇り空で涼しく絶好の田植え日和だったこともあり、予想以上に進んで、11枚の田んぼのうち8枚が終わった。

明日は残り3枚を植えて水を入れ、そば殻をまいて後片付けという予定。準備を含めて重労働が続いたが、もうすぐそこに終わりが見えてきた。

苗代の準備 -2016/4/16-

いよいよグループ田んぼでの仕事が始まった。

来週種まきをするので、今日はその準備として苗代を整備した。

我々の田んぼは独立して川から水を引き込むので、朝一番は水路の泥上げと、川の取水口の石積み。大きな石を積んで水をせき止め、取水口の方へ水が入るようにした。

昼過ぎには苗代にする田んぼに水が溜まったので、トラクターで代かきしながらクワで畦塗りも(水漏れを防ぐために泥を塗る)。

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全面を覆っていたレンゲは一部を残して鋤き込まれ、土中で分解して緑肥としての本分を果たすことになる。

来週末にセルトレイや苗箱にお米の種まきをして、それをこの苗床に並べ、約1ヶ月間苗を育てる。

今年の田植えは5/29(日)の予定で、その一週間前からは田んぼ全体の整備が始まる。4月から5月前半にかけてが畑仕事のピーク。5月後半には田んぼ仕事のピーク。毎日筋トレが続く。。。

今日は収穫祭 -10/25-

この週末は、小田原市の防災訓練やあしがら農の会の会議などもあり、さつま芋掘り会は時間が無くお休み。

今日は、田んぼを一緒にやっている仲間と、田んぼの横にある栗の木の下で昼食会。といっても午前中は緑肥の種まきの作業で汗を流した。
それが終わった所で、大鍋で作った芋煮を食べながらゆったり。

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里芋やネギは、すぐ横の畑で作った物。メンバー自家製の人参、水菜、小松菜、味噌などの鍋材料の他、自家製小麦のうどん、さつま芋(焼き芋)など、持ち寄りの贅沢な有機野菜や料理をご馳走になった。

また、今年の目玉は、メンバーの一部が有機栽培で育てた酒米「山田錦」でご飯を炊いて試食した。味はそこそこ美味しいが、食感は普通のお米とはちょっと違う。モチモチ感は無く、さっぱりした感じ。
来年は、今年作った物を種籾として、より大規模に作って酒造所に醸造して貰う計画らしい。色々な展開があって楽しい。

食事のあとは、多彩なメンバーによる歌や音楽演奏もあり、楽しい収穫祭だった。

これで今年の米作りは終わった。
来年はどんな米作りの年になるか、また楽しみにしたい。

お米の籾すり -10/14-

一昨日脱穀したお米を、ついに籾すり。
今日は平日なので、来れる人だけの少人数で行った。
途中で帰る人、あるいは私のように遅れてくる人など色々。

ぶんぶん丸という面白い名前の籾すり機。農の会が中古で買って何年か使っており、結構トラブルが多い。

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機械の左側から、もみを流し込む。(二人でもみ袋を抱えて入れている)すると、内部で玄米ともみ殻に分離され、玄米は右側から出てくる。もみ殻はパイプを通って、窓の向こう側に排出される。

と書くと簡単だが、一度で完全に分離できるわけではないので、一人がつきっきりで見ながら、設定を色々調節する。
この調節が結構難しくて、もみの具合によっても変わるので、慣れた人でないと出来ない。

今年は脱穀機(ハーベスター)の調子がイマイチだったためか、稲の茎などの夾雑物が多く、途中で何度か詰まってしまった。

それでも朝8時から16時までですべて籾すりが終わり、やっと玄米が手に入った。今年の収穫は昨年の8割弱。日照不足がひどかったことを考えると、うまく行った方だろう。
お手伝いで田植えや稲刈りだけ参加した方には、このあと精米してからお礼として試食して貰う。

ちなみに、窓から排出されたもみ殻は、各田んぼグループの籾すりで、すでに山のようになっている。

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もみ殻はこのあと蒸し焼きにして、もみ殻くん炭を作る。畑にまくと畑の状態が良くなるので、これもみんなで分ける。
と言うか取り合いになる・・

お米の脱穀 -10/12-

先週末に稲刈りし、1週間ほどはざ掛けして天日干し乾燥した稲の、脱穀作業を行った。

雲一つ無い晴天の中、ハーベスターという機械に一束ずつ稲を入れていく。轟音を立てて回る機械から、もみと稲藁が分離されて出てくる。と同時に、細かい埃がもうもうと立ち登る。

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みんなマスクを付け、轟音で聞こえないから黙々と作業する。

自然と分担も決まってきた。
はざから稲束を外す人、稲束を広げて機械に入れる人、出てきた稲藁を点検し、脱穀されていない稲を集めて機械に戻す人、袋に溜まったお米を運ぶ人、稲藁を畦に片付ける人、そして脱穀し終わったはざの竹を片付ける人。

10時休憩、お昼休みをはさんで、2台のハーベスター11人で約3反を脱穀し終わった。朝8時から始め、機械の片付けを終わったのは17時半。一日がかりのハードな作業だった。

一杯になった数十の米袋は小屋に運び、あとは籾すりをすれば玄米が出来上がる。今年の収量はどうだろう。。日照不足で去年よりは低いと思うが、1〜2割減くらいで収まればいいが。

田んぼの方は、秋起こし(耕耘)して緑肥作物の種をまき、来春の田植えに向けて土作りをする。

稲刈りが終わって -10/8-

今年のお米は日照不足の影響で収量は去年より少なそうだが、とにかく無事稲刈りの時を迎えた。

10月3日、4日、5日と3日間かけて、11枚の棚田合計3反の稲刈りを行った。周囲に沿って手で刈り取った後、バインダーという小型機械で刈り取っていく。

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ところどころ稲が倒れているので、その部分は手で刈り取る。
人数はお手伝いの人も含めて十分。

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刈った稲をはざ掛けして約1週間干すが、今日木曜ですでに米の含水率が15%を切ったとのこと、晴天に恵まれて順調に乾燥している。

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あとは今週末に脱穀、来週末に籾すりをして、メンバーで玄米を分ける。いよいよ新米が食べられる。楽しみ!

頭を垂れる稲穂かな -8/29-

8月5日に穂が出始めたと書いた。
この頃の全体写真(↓)では、よく見ないと穂はまだ見えない。

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約3週間経って穂が出揃い、受粉も完了して頭を垂れてきた。
止め葉という、一番上の葉だけが大きく空に向かって伸びている。

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穂をそっと触ってみると、まだ膨らみは少しだけ。

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稲刈りまであと一月ちょっと。これから粒が充実していく。
天候、病気、台風、獣害などで最後までわからないが、おいしいお米が無事収穫出来ることを祈るばかり。

今のところ稲刈りは10月4日頃の予定。鎌や小型機械で刈り取って、1週間天日干しをする。去年は20人以上参加した。
体験したい人は、どなたでも参加歓迎です。

稲に走り穂、里芋に花 -8/5-

稲に穂が出始めたとの連絡を貰い、今朝田んぼに行った。

まだ1〜2割の株だが、穂があちこちに出ている。
分げつ数は15から20くらい。25以上が目標らしいので、もう少し土作りを工夫する余地がある。

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穂が出て開花が始まると、花を傷めないために田んぼに入れなくなる。今日あたりが最後のチャンスと思い、2時間程度田んぼに入って草取りをした。収穫はコナギ数十本。今年も少ない。

 

夕方は、塚原の畑で草刈りをしていたが、珍しいものを見つけた。 里芋の花!20年以上畑をやっているが、初めて見る。

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ずっと、花は咲かないものと思っていたのでびっくりした。

一株に花は2個程度、並びの10株程度すべてに咲いている。
つぼみの段階だと、細長い筆のよう?

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咲いている品種は土垂れ。すぐ近くの大野芋は咲いていない。

熱帯原産の植物なので、連日の猛暑で元気になったのか、暑すぎて調子が狂ったのか?

ついでにスズメバチの巣続報。

その後、経験者の話に従って、長い棒でスズメバチの巣をたたき落としてすぐ逃げた。一日もすると蜂はいなくなるとの話だったので翌日見に行ったが、蜂はいないが落ちたはずの巣も見当たらない。今日刈払い機で草刈りしながら巣を探したが、やはり見つからなかった。何故だかわからない。毎晩来ているタヌキかハクビシンが食べたのだろうか?

田んぼでコロガシ -6/8-

田植えが終わって1週間が過ぎた。除草剤を使わない農法では、草が見える前に草取りをする方が楽。丁度今頃がその時期になる。

と言うわけで、平日にもかかわらず11枚有る田んぼの2番でコロガシを押して草取りをする人

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3番田んぼでもコロガす人

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そして、私の9番田んぼでもコロガシ。こんな道具を押して土を浅くかき混ぜ、草を浮かせる。縦方向をやったら横方向も。

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ところが、田んぼの水が少な過ぎて土が出ており、半分ほどしか出来なかった。
11枚もあるので、全体にうまく水を回すのは結構難しい。
また、後日続きをやることにする。

田んぼの横では、ちょうど紫陽花が咲き始めた。体は疲れていても、気持ちが安らぐ。

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2015年の田植え -5/30, 31-

あしがら農の会に参加して2回目の田植え。
田植えは年間通して見ても、やっぱり大きな仕事。
あら起こし、代かき、畦塗りなど、約1週間の準備作業を経て、やっと本番の田植えにたどり着いた。(写真は代かきの時)

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まずは植える場所を示すための線引き作業。道具が重く、足場も悪いので結構な重労働。曲がらないよう引くのも難しい。

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縦横に線を引いて完了。一部を前日29日にやっておいた。

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30日朝からお手伝いの人も含め大勢で手植えを開始。
線の交点に2,3本ずつ植えていく。品種はさとじまん。

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上から見ると

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2日間かかって田んぼ11枚、3反弱を植え終わり、水を入れてそば殻を撒く。
そば殻は日光遮断による抑草と肥料分を兼ねて水面に浮かべる。

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こうして今年の田植えも無事終わった。
楽しい田植え。でも疲れる田植え。