「田んぼ」カテゴリーアーカイブ

お米の種まきなど

このところ夏野菜の植え付け準備のため、耕耘機で耕したり、クワで掘り起こしながらスギナの根を取り除いたり。地道な作業が続く。

その間を縫って、4/18日はあしがら農の会の仲間とお米の種まき。3/21に海水で比重選別した籾を一ヶ月川に漬けておき、ちょうど芽が出かかったところで種まきをした。

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全部で田んぼ4反か5反分。うるち米、もち米、そして酒米も。

メンバーは地元の人も居れば、横浜や東京からの人もいる。

まき終わったものは、軽トラで田んぼの苗床に運んで、並べてビニールトンネルを掛けて完了。いよいよ田んぼにお米が入った。

これから5月一杯までの間、あら起こし、代かき、田植えと続き、田んぼ作業もピークを迎える。

一方、畑の方もゴールデンウイーク前後に夏野菜の苗を植えるので、そこまで草取り、耕耘、畝立てなどの作業が忙しい。
それから法事もある。忙しいことは重なるもの。。

物置作りは合間を見ながらボチボチという感じで、それでも屋根を取り付けるところまでは出来た。意外とやれるもんだ。

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横のトタン張りと扉作りは、あわてずに楽しみながらゆっくりとやろう。

苗代作り

今日は久しぶりに田んぼの作業。

最初の仕事は、苗を育てるための苗代作り。
秋に収穫したあと、稲藁の束を並べてその上から窒素源としてそば殻をまいてあった。草もかなり生えているので、まずこれらを全部土に鋤き込む。

あしがら農の会のメンバー4人で、鶏糞をまき、トラクターで耕した。

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この場所で、6ヶ所の田んぼの苗を育てる予定。

今日からこの田んぼに水を入れ、明後日にトラクターで浅くかき回して「代かき」を行う。
いよいよ今年も田んぼの作業が始まった。

山の棚田なので、ある日突然穴があいて水が抜けてしまったり、猪が踏み荒らしたり、色々なトラブルも起きるが、11家族の参加で11枚の棚田を耕し、それぞれの自給用のお米を作る。みんなでやる田んぼも楽しい。

あしがら農の会には10ヶ所以上の田んぼグループがあり、それぞれが数家族から十数家族の共同でお米を作っている。興味がある方は、近くのグループを探して作業の様子を見学してみて下さい。

オタマジャクシ -3/24-

3/10日に久野の田んぼでカエルの卵塊を見つけたが、一週間後の17日に行ったときには卵が無くなっていた。鳥にでも食べられたのかなと思っていたが、今日行ってみると、オタマジャクシがたくさん。良かった!無事だった。

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水のある場所が少ししか無くなっていて、3ヶ所ほどの水たまりに群れている。田んぼに水を入れるのは5月下旬の予定だが、その頃にはもうカエルになっているだろうか。なっていて欲しい。

そろそろソメイヨシノの開花情報が聞こえ始めているが、畑では菜の花の花盛り。

これはタアサイの菜の花

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そして、ちょっと変わった姿を見せるのはルッコラ。
畑で咲く花の中でも大好きなものの1つ。

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今年はこのまま置いて、種を採ってみよう。交雑するかな?
ところで、モンシロチョウは見るけどミツバチが来ませんね。

カエルの卵 -3/10-

今日は里芋を掘りに久野の田んぼへ。

歩いていると、11番田んぼの一部の水たまりが少し盛り上がっている。何だろうと思って近づいてみると、

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カエルの卵塊があちこちに。
田んぼの一部は水が湧き出しているらしく、冬でも水が無くならない。そういう場所を選んで卵が生んである。かしこい。
透明な卵の中に、黒い点がある。目かな。。

何ガエルだろう?アマガエルにしては大きいから、ヒキガエル?
わからない。。

 

そして、すぐ横の水がない部分には足跡が・・
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指が4本だろうか。だとするとタヌキ君。

大きくて深い足跡と、小さめで浅い足跡がある。親子かな。

去年田んぼの横に植えたカボチャを全部食べられたが、犯人はこの連中なのでしょうね。

ついにお米収穫

今年から「あしがら農の会」の仲間に入れてもらって、グループで田植え、草取りなどして育ててきた稲。

10月になって台風18号、19号と続けて日本に上陸し、強い雨を降らせる合間を縫っての稲刈り、はざ掛け天日干し、脱穀、籾すり。

夕方暗くなってからも車のライトを点けて作業し、ぎりぎり何とか収穫することが出来た。

 

戦いが終わって静かになった今朝の田んぼ。稲わらは田んぼに返して、また来年のお米を育てるための土作りを担ってもらう。今年も畝取りと言って、収穫量は最高レベルだったが、また来年も豊作になるようこれから半年は土の充電期間。

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自宅の方では、籾すりが終わって玄米になったお米を、トラ吉の荷台に広げて陰干し中。雀につつかれないよう、ネットを掛けておいた。

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2-3日乾かしたらいよいよ精米し、初めて作ったお米が食べられる。

みんなで稲刈り-10/4-

あしがら農の会の欠ノ上田んぼグループで、今日は稲刈り。

当初の予定は今日明日と来週一日の3日間で3反弱を刈り取る予定だったが、ナント935hPaの強力な台風18号が直撃の構えで、明日から雨の予報。

予定を変更し、今日一日頑張って全部刈り取ることにした。

11枚の棚田を、バインダーという小型の機械を使って刈っていく。機械の調子もイマイチでハプニング続出だったが、手刈り部隊との共同作業で、朝8時から夕方5時半頃までかかって刈り終えた。

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午後からは、手分けしてはざ掛け用の竹の支柱を各田んぼに組んでいった。竹を運ぶ人、組み立てる人、ひもで補強する人など、慣れた人に教わりながらみんなでやっていく。子供達は近くでカエルを捕っている。

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明後日は暴風雨の予報なので、今日刈った稲の大半ははざ掛けせず、畦の風が当たりにくそうな場所に並べて立てかけた。

台風が行き過ぎてからはざ掛けして乾燥させる予定だが、その後も晴れが続いてくれるかどうか。。

半年間の努力の結晶が、おいしいお米になってくれることを祈るばかり。。

 

畑の台風対策も大いに気になるが、明日、雨の中でもやれることをやっておくしかない。

自然相手の仕事は難しい・・・でもそれだけに面白い

大豆の種まき、田んぼ

今日は朝からずっと雨。

午前中は、あしがら農の会・大豆の会の仕事始めで、大豆の種まきを行った。大豆の会では年末に味噌を仕込むので、そのための有機大豆をこれから半年で育てる。

耕耘機で耕したあと、播種機を使って10cm間隔で種まき。押して歩くだけで等間隔に種を蒔いて土を被せてくれる。

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傾斜地なので下りは楽々進むが、折り返して登りになるとハアハア言いながら押してきて、次の人と交代。途中から雨が本降りになってきて、土が重くなり難航したが、なんとか最後まで完了。

一日中雨が降ったので水やりは十分。あとはカラスや鳩に食べられないかが問題で、一応鳥よけに案山子を立てて、糸を張り巡らせた。これで生き延びてくれるかどうか・・

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午後も雨が激しくて畑には入れないので田んぼへ。涼しくて水面の照り返しが無いので、こんな日は田んぼ作業に向いている。

草は全く見えないが、コロガシを持って中に入る。

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コロガシを押したり、田靴で歩いたりすると泡がぶくぶくと湧いてくる。これは田植え前にすき込んだ稲わらや草が土中で醗酵して出るガスだそうで、これを抜いてやった方が稲の生長には良い。ガス抜きの為には歩くだけでも十分だが、コロガシを押している方が歩きやすい。良くおばあさんが手押し車を押して歩いているが、それと同じで、足場の悪い田んぼの中を歩くのに、コロガシを押して歩くと散歩程度の速度で安定して歩ける。4aの田んぼを約2時間で押して歩き、ガス抜きと草取り(?)が終了。稲の生長は順調で、この調子だと草取りはほとんどしなくて済みそう。

コロガシ

田植えが終わると田んぼの草退治が始まる。田植えから1週間して、稲が根付いた頃に一回目の草取りをする。と言ってもまだ草は見えない状況で、草の芽が出るかでないかの時期に早めに対策するのが良いらしい。

さあやろうと思って早朝に田んぼへ行くと、水がほとんどない。。

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水口の水量を全開にしてひとまず家に帰り、午後から再開。水が溜まった部分から、コロガシという道具を使って土をかき混ぜて草を取る。かき混ぜることで草は浮いてくる。

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押して引いてを繰り返しながら、前へ進んでいく。足はズブズブと沈んでいくが、それほどでない場所もある。一列の端まで行ったら、隣の列に移って戻ってくる。この日は4時間ほど頑張って、4aの約半分まで。次の日は水が満タンに増えていたので少し楽に、やはり半日で残り半分を完了。

これで終わりではなく、横方向にも同じようにコロガシをやる。2日後に再挑戦。朝から水は満タンで気持ちが良い。

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今日も半分/半日で終わりかなと思いながら始めたが、途中、色々な人がやってきて少しずつ話をしながらコロガシていると、結局午後も続いて、一日で全部コロガシてしまった。

夕方、日も傾いてきたところで↓。午後から結構風が強かったので、稲穂があちこちに流れている。

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結局、ほとんど草は見かけなかったが、コロガシていると底土の中から泡がぶくぶくと上がってくる。田植え前に草や稲わらをすき込んであるので、それが醗酵する際に出たガスらしい。コロガシの意味は、草取りの他にガスを抜いて酸素を供給し生長促進すること、代かきと同様に下方向への水の浸透を押さえて水持ちを良くすることもあるとのこと。戦前からある伝統的な方法だけに、昔からの知恵が詰まっている。

はじめての・田・植・え♪

1週間の準備作業を経て、この土日はついに田植え。

朝の8時から多くのメンバーと臨時参加者が田んぼに集まり、総勢20名ちょっと。中心メンバーは40代〜60代。20代から幼児まで幅広い参加者も得て始まった。晴天にも恵まれ、山の中の棚田は涼しくて気持ちがよい。

線引きが終わったところに各自苗を持って入り、ぬかるんだ泥の中に手で植えていく。田んぼ用の長靴を持っていない人は裸足で。30cm位は足が沈み込む。ヨイショっとやらないと足が抜けないので、前に進むのも大変。

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1日目は8時から15時までで半分強植え付け、2日目は8時から12時までで残りを植え終わった。

植えるときは線の交点を見ながら植えていくため水を抜いた状態で行い、植え終わった田んぼから水を入れていく。

夕方様子を見に行ったときには、一番下の1面を除いて、田んぼらしく水が溜まっていた。(水面に蕎麦かすを撒いたので、茶色く見える部分もある)

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これから9月末までの約4ヶ月間、水の管理と草取りが大事な仕事になる。水はベテランが毎日管理して下さるのでお任せし、残りのメンバーは担当の田んぼを決めて、草を取ったり水漏れしないよう畦を管理する。

 

右奥の未だ田植えしていない2面は、80代の農家のおじいさんが一人で作業している。ここは未だ良いが、すでに耕作放棄された農地がこの辺りあちこちにあり、あしがら農の会にも使って欲しいという要望が多いようだが、人数にも限りがあるので十分には対応できていない。ただ、このグループ田んぼから今年は2名(2家族)が独立してより広い田んぼに移っており、逆に私を含め3名が新しく参加している。少しずつでも担い手が増え、どんどん増えてくる耕作放棄地の一部でも維持していければ、食糧の確保、環境保全にとって大切なことだと思う。

田植えの準備

この1週間ほどは田んぼに通って田植えの準備作業。

まずは畦の周りに沿ってスコップで掘り、カニの穴を見つけて埋めたり畦の修理をする。これは結構な力仕事。

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それからハンマーナイフモアーで全面の草刈り

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そのあと耕耘機で全面を粗起こしし、水を入れる。

水を入れると周りの穴(数カ所くらい)から水が漏れるので、穴を探してその都度修理する。棚田は水が漏れやすいので大変。

畦際には泥を塗って水を漏れにくくする。(畦塗り)

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水が無事溜まったら、耕耘機で代かき。

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11面の棚田を順に代かきして、やっと全部完了。機械が非力なため完璧な代かきは出来ていないが、トンボも使って可能な限り平らにした。この写真では明日からの田植えに向けてすでに水抜きを始めている。

最初に植える田んぼから線を引いた。これがまた力仕事。直角方向にも引いてマス目にした。3人がかりでやっと3面。残りは線を引きながら田植えをしていく。

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いよいよ明日と明後日の二日間、ほぼ全員が集まって手植えする。この1週間の作業で体はあちこち痛いが、天気も良さそうだし苗も丁度良いサイズに育っているし、気分一新して頑張って植えよう。。