「畑仕事」カテゴリーアーカイブ

今年のトマトの振り返り

大玉トマトの収穫はほぼ終わった。少しはまだ青い実があるが、もうごく少数。花も少ない。

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今年は初めて雨よけを使い、また本数も30本と増やしたが、出来具合はどうだったろうか?

品種はホーム桃太郎EXと耐病竜福が半々。どちらも種を蒔いて育てた。無施肥でスタートし、追肥主体。

一週間毎の収穫数を記録してグラフにした。縦軸は苗一本あたりの一週間の収穫数を表している。合計の収穫数は一本あたり8個で、平年の10個よりやや少なかった。黄色い点線は月間平均値。

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比較として昨年は以下の通り。品種はホーム桃太郎の購入苗10本。雨よけは無し。元肥に鶏糞を入れて追肥無し。合計では一本あたり10個収穫。

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2013年と比べて7月の収穫数は平均で1.5個程度と変わらない。しかし、8月の収穫数が2012年のほうがぐっと多い。

例年、大体一本あたり10個がこれまでの通常値なので、今年は8月の出来が悪かったと思われる。追肥の失敗か、気温の高すぎか??

雨よけの効果については数量ではわからないが、割れるものが少ないなどの形の向上があったように思う。また病気の発生もほとんど無かったが、今年は雨が少なくて全般的に病気が少なかったようなので、また来年も観察したい。

 

ちなみに、これまでの最高記録は2002年。桃太郎の購入苗5本の露地栽培で、一本あたり合計23.7個を収穫。

この年は、7月の収穫量が一本あたり平均3.4個と平年の2倍以上あった。この年は無施肥スタートで追肥型。珍しくシルバーマルチ使用。う〜〜ん、やっぱりビニールマルチが効くのかな??

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今年の成績は平年にちょっと及ばず程度で、まずまずだったと一応納得。雨よけのおかげで、真っ赤に完熟させても質の良いものが多かったので、規模拡大初年度としては成功と思います。

 

来年は株間をもう少しあけて、元肥を少し効かせて・・・一部でもシルバーマルチ使ってみるかな。。。

あと、お盆で収穫が終わってしまうのはどうすれば良いのだろう。寝かせ植えでは効果が出なかった。。

ネギの定植と種まき

いよいよ7月も終わり。秋から冬に向けての準備が忙しくなってきた。

最近の作業は、ネギの定植(その2)、人参の種まき、枝豆の種まき、それからキャベツ、ブロッコリーの苗作り。

3月に種を蒔いて育てた石倉一本ネギの苗を株間20cmで定植。

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その続きにポロネギ(リーキ)の自家苗を株間10cmで定植。

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両側が草だらけだが、ソルゴーを刈り取って左奥の方の緑が無くなってしまったので、カエルさんの住み家にしばらくはこのままにするつもり。。

自宅では、キャベツとブロッコリーの種まき。30穴のセルトレーでキャベツは3種類。年内どり用の「金系201」と「とくみつ」、真冬どり用の「彩音」。

金系201はちょっと前に蒔いたので、もう葉が出始めている。ソルゴーあとに不耕起で植えられるかな。

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ブロッコリーは年内用に「緑嶺」、真冬用に「エンデバー」。この2種は毎年の定番品種。

 

カメラを持ったついでに畑に行くと、きゅうりネットで筋トレをする若者が・・・

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懸垂やら、逆上がりやら。。。色々なワザを見せてくれます。

 

そして最後に、、、、

ピース!

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ソルゴーの鋤き込み・・・

第2圃場の半分約200m2は、育土のため緑肥植物のソルゴーを育ててきた。

5月7日、条間50cmに三角ホーで溝をつけて手蒔き播種。

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6月11日に条間の除草をしたところ。草丈20〜30cm

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雨でぐんぐん伸びて、6月24日、草丈50cm〜1m

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7月14日、草丈80cm〜1.8m。一部出穂し始めた。

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穂が出ると硬くなって分解しにくくなるのと、窒素分が減ってくるため、そろそろ刈り取り時期。

刈払い機を使って、上の方から約10cmずつ刻みながら刈り取り。1日目は1/3程度刈ったところで終了。

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3回、3日かけて全部刈り取り終了。左の方の最初に刈り取ったところは、また新しい芽が伸びている。

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さて耕運機で鋤込もう、とやってみたところが、耕運機の刃にソルゴーが絡まってエンジンが止まってしまう。あまりにも茎葉の量が多いため、小型の耕運機ではどうにもならない。えん麦の時はうまく行ったのだが・・

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途中まで頑張ったが、半分あたりでギブアップ。

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刈ってから1週間以上経った左端の部分は何とか鋤込めていたが、昨日刈ったばかりのところからは全く鋤込めなくなった。茎葉が枯れて少しボロボロにならないとダメのよう。  しばらく待ってから再挑戦するか、それとも半分はこのまま不耕起で植えてみるか・・・ソルゴーを敷き草として使うのも悪くはないか・・

いずれ不耕起栽培にも挑戦してみたいと思っていたので、いい機会かも知れない。

やりながらこんな感じで方針を変えていくのも面白い。

夏野菜猛ダッシュ!

夏野菜もいよいよ本格的にエンジンがかかって来た。

ナスより遅れていたピーマンも一気にスパート。こんなのが20本もあるからさあ大変だ。

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不思議なのはズッキーニ。これまで活躍していた葉が地面に寝そべって、新しく45度以上に立った薄緑色の葉が多数出てきた。「ヘンシ〜ン」って言ってる雰囲気。 これはこのところの高温に適応した反応なのか、それとも10日ほど前に降った雨で、追肥した肥料が急に効いたのか?? わからないけど元気なのは有り難い。

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ミニトマトは、背丈が1.8m程になり、大きな房を次々と下げている。今年は脇芽を欠いて一本立ちに仕立ててみたが、目の高さから上は放任にするので、今後どれだけぶら下がることやら・・・

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聖護院青長節成り胡瓜の第2弾(5月播種)がネットの上まで生長し、実をつけ始めた。第一弾は葉の茂りがイマイチだったが、今回は快調。これからバンバン飛ばしてくれそう。

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間もなく登場しそうなのはオクラ。まだ高さは30cm程しかないのに、小さめの花をつけて、横には実も見える。一旦採れ始めると、毎日が収穫ラッシュとなる。7月中はまだ許してもらえるかな??

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人気のカボチャは種まきが遅かったがやっと着果。今年はメルヘンカボチャ(写真)と小玉のくり姫。8月上旬収穫開始で、食べられるのはお盆過ぎからですね。

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さて、秋物に向けた準備もボチボチ。。。緑肥のソルゴーが、草丈80cm〜1.8mに生長。一部に穂が出始めたので、そろそろすき込み作業。面積は約200m2。なぜか中央部分の草丈が低く、周辺部が高く育っている。

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今日は刈払い機を使って、端から細かく砕きながら刈り取り。満タンで始めたのに、1/3ほど刈ったところでガス欠。茎を10cmほどに細かく刻んで刈っていくので、予想以上に時間と燃料を喰う。 手もシビれたし。。。続きはまた来週にしよう。

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じゃが芋掘り会(第五回)&ネギの定植

相変わらず暑い日が続いて今日も33℃予報。でも午後は曇ったので比較的芋掘り日和ではありました。

今日は珍しくおじさん一人の来訪。農家の出身だそうで興味があるとのこと。

曇りではあるものの湿度は高く、少し掘っただけで汗だくに。普段の仕事と違ってシャツもズボンも汗びっしょりになってもらえたのも良かったかなと思います。気分さわやかな汗、、ですね。

今日はキタアカリに300gクラスの大玉がごろり。予想以上に肥料が効いているなとちょっとびっくり。思い当たる節はあるので秋作の参考になりました。

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今日の午前中はネギの定植。種から育てている苗はまだ小さめなので、昨日タネ屋さんで衝動買いしてしまった苗。一本ネギの元蔵ネギと分けつタイプの西田ネギ。えん麦をすき込んだ場所にまずはクワで深めの溝を掘り、

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底にバケツで水を流し込んで、株間20cmで苗を定植。

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午前中は日差しが結構強かったので、休み休み、こまめに水分を取りながら、の作業でした。所要時間は約2時間。何とか熱中症にはならず無事終了。

 

しかししかし、ちょっと横を見ると緑肥のソルゴーの一部に穂が出ている。

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今回は約200m2のソルゴーを切り刻んで耕運機ですき込まなくてはならない。暑さが少し収まればと思っていたが、もうやるしかないかな・・・

菜っ葉の守護神?

夏に無農薬で菜っ葉を作ると、たちまち虫の餌食になって穴だらけ・・が常識。

でも今年の菜っ葉はこの程度(大きな葉が小松菜、その左横の列はべんり菜)

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どうやら今年はこの子達がいっぱい居るので、虫を食べてくれているんじゃないかな。ナノクロムシも今のところ少ししか見かけない。

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この暑い夏にもこの子達の居場所を守らないと。。。菜っ葉を切らさないようリレー栽培を続けたいと思います。

秋物の畑の準備

7月も後半になるとボチボチ秋物の種まきが始まるので、以前、秋物に向けて緑肥をすき込んだ場所を再度耕転し、畑の準備。

まずは第1圃場の2区。昨年11月にえん麦を播種し、5月にそれを裁断してすき込んだ(5/22ブログ既出、写真再掲載)。

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すき込む時には、耕運機にえん麦が絡んで大変だったが、この多量にのえん麦が一月ほどでどの程度分解したか確認しつつ、また梅雨に入って草が茂ってきたのでその対策も兼ねて再度耕運機で耕転した。

今日の耕耘前の状況:草がかなりはびこっている

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耕耘後:耕運機に引っかかる物はほとんど無く、スムーズに行った。えん麦はほとんど形が残っていない様子。ヨシヨシ!えん麦の種まきから約半年、乾物量で40kg程度の有機物が土に入った計算。ここには7月末頃に枝豆と人参を蒔きます。

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次に第2圃場に移動して、3月にえん麦とクリムソンクローバを種まきした場所のお手入れ。

6月始めにえん麦を刈ってすき込んでおいた(6/3ブログ既出、写真再掲載)。

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このえん麦区と、左横の小松菜等を育てていた場所も一ヶ月で結構草だらけ。奥の方では春菊やカブの花が咲いている。

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出荷しきれなかった小松菜や春菊の残渣もあるが、ここをそのまま耕運機ですき込んでみた。

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繰り返し耕転する事で何とかきれいになったが、途中耕運機に草や野菜の残渣が絡んで、何度も止めて手で取り除く羽目になった。小型の耕運機ですき込むには、やはり刈払い機等で事前に細かく破砕する方が早い様です。

しかし、、、第1圃場では耕転する間に大きなミミズを何匹か切断してしまった(;_;)  のに対し、第2圃場では全く見かけなかった…>_<… 第2圃場のこの場所は7月以降に小松菜、ほうれん草、春菊などの青菜を数度に分けてリレー栽培する予定。発酵鶏糞でも少し補ってやりたいと思います。

梅雨時は草との戦い

梅雨らしくなると、一日に草が数センチ伸びるとか。。。畑全体がすぐに草に埋もれてしまう。

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ここも、もうどこに何があるのかわかりにくい状態。。 昨日今日の晴れ間に草取りしなければ、また来週は雨。

このチャンスは逃せない。 作物を掘らないように少しずつ慎重にクワで草取り。

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左に、ネットを登りつつあるインゲン、右は収穫期が近い人参を無事救出。 これでしばらくはホッと安心。

 

栽培期間の長い果菜類は、草むらにならないように予防策。庭の木の剪定屑を根元に敷いてマルチング。こうすると日光をさえぎるため草が生えにくい。  トマト、ナス、ピーマンなどはこの手で手間を減らします。

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定植したばかりのオクラや、キュウリ、ズッキーニなどにも。 でも、オクラがどこにあるかわからないですね。

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あの手この手で草との戦い。 これが夏場の畑の実態です。

上の写真の右の方にあるズッキーニをよく見ると、そろそろ実が食べ頃を迎えています。そして、葉には珍しいお客さんが。 ゴマダラカミキリは子供の頃に良く捕まえて遊んだな。でも最近はあまり見なくなりました。

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晴れ間を逃さずにもう一仕事。緑肥のえん麦の種取り。 二条だけ種取り用に残してあったもの。ほぼ刈り取り時期になりました。

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少量なのでハサミで穂先を一本ずつ切り取って収穫。残りは麦わらとして草抑えに使います。

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じゃが芋試し堀り

今年は例年よりじゃが芋の生長が遅い。芋掘りイベントのタイミングを探ろうと少しだけ試し堀り。

毎年作っているキタアカリ、レッドムーン。それから初めてのドラゴンレッド。

隣の畑との境界のロープの右側に上の順に3列植えてあるが、雨で急成長した草に埋もれた状態。ロープ沿いをクワで除草すると、横のキタアカリは葉がもう枯れてほとんど無いが、レッドムーンは草の間から少し茶色くなりかけの葉を覗かせている。ドラゴンレッドはまだ青々とした状況。

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よく見るとドラゴンレッドはミニトマトのような(緑色の)実を多数つけている。珍しい。

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それぞれ2〜3本ずつ試しに掘ってみると、予想よりも大きな芋がごろりん。左からドラゴンレッド、キタアカリ、レッドムーン。  見た目はどれもそろそろ掘り時かな??

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試し堀なのでさっそく試食を。 小さめのものを小皿に載せて、ラップを掛けてチ〜ン!

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右端がおなじみキタアカリ。もう普通に甘くて、十分成熟。

左上のレッドムーンはキタアカリ並に甘いが、本来はもっと甘くなるので今のところ8〜9割成熟かな。

左下のドラゴンレッドは、葉もまだ青々茂っていたが、芋の方もまだ甘さが少ない。

よって結論は、キタアカリ=すでに掘り時、レッドムーン=6月末頃か、ドラゴンレッド=7月に入って葉が枯れてきてから、となりました。芋掘り会は7月に入ってからにしたいと思います。

雨の前に

台風3号が近づいて梅雨前線を刺激し、11日の昼頃からしばらくは雨模様とか。

雨の前は定植のチャンス ということで、苗を育てていたオクラを定植することに。

まず右半分の玉ねぎがまだ多数残っている部分を片付けて、牛糞堆肥を少し入れて耕転し、植え付け場所を確保。

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苗は、緑色のオクラ「グリーンスター」と、赤色のオクラ「Carmine Splendor F1」の2種類。赤いオクラは茎も赤いのでわかりやすい。

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株間40cm、条間60cmでグリーンスターが19×2列、赤が19×1列。もう少し条間を広く取りたかったが、狭いので・・・

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これであとは雨を待つばかり。

 

あともう一カ所、気になるところが。。

第2圃場のソルゴーの間が草だらけ。雨が降ると草が急に伸びるので、これは何とかしておかなければ。

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ここはとりあえず耕運機で土をかき混ぜて草の勢いを削ぐことに。

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とりあえずはこれでいいかな。梅雨対策はヨシと。