みんなで稲刈り-10/4-

あしがら農の会の欠ノ上田んぼグループで、今日は稲刈り。

当初の予定は今日明日と来週一日の3日間で3反弱を刈り取る予定だったが、ナント935hPaの強力な台風18号が直撃の構えで、明日から雨の予報。

予定を変更し、今日一日頑張って全部刈り取ることにした。

11枚の棚田を、バインダーという小型の機械を使って刈っていく。機械の調子もイマイチでハプニング続出だったが、手刈り部隊との共同作業で、朝8時から夕方5時半頃までかかって刈り終えた。

IMG_0683.jpg

午後からは、手分けしてはざ掛け用の竹の支柱を各田んぼに組んでいった。竹を運ぶ人、組み立てる人、ひもで補強する人など、慣れた人に教わりながらみんなでやっていく。子供達は近くでカエルを捕っている。

IMG_0684.jpg

明後日は暴風雨の予報なので、今日刈った稲の大半ははざ掛けせず、畦の風が当たりにくそうな場所に並べて立てかけた。

台風が行き過ぎてからはざ掛けして乾燥させる予定だが、その後も晴れが続いてくれるかどうか。。

半年間の努力の結晶が、おいしいお米になってくれることを祈るばかり。。

 

畑の台風対策も大いに気になるが、明日、雨の中でもやれることをやっておくしかない。

自然相手の仕事は難しい・・・でもそれだけに面白い

玉ねぎ苗にモグラくん対策 -10/1-

自宅に置いた200穴プラグトレイの玉ねぎが発芽したので、そろそろ畑に移動したい。

しかし、そのまま畑に置くと、下をモグモグが走り回って枯れてしまうのが見えているので、ちょっと工夫をしてみた。

まず予定地を深さ5cm程度にクワで掘って平らに整地し、2cm目の金網を置いて上から土を埋め戻す。

IMG_0675.jpg

そうすると、金網で囲まれた深さ5cmほどの土の層ができる。

上を平らにする。

IMG_0676.jpg

ここにプラグトレーを並べ、上から少し押さえつけて土としっかり密着させる。

IMG_0677.jpg

これで玉ねぎの根は守られた土の空間に広がっていくことが出来る。モグモグが金網の下を走り回っても、玉ネギの根には被害が少ない。

ちなみに今年の品種は、手前から 玉光(晩生)、晩生甲高黄、泉州中高黄(中生)、愛知赤玉葱、貝塚早生(極早生)の5種類。

いずれも固定種で、雄性不稔の子孫ではないので安心。

 

手前の晩生種などは発芽したばかりで1cmあるか無いかだが、すでに根が底の穴から顔を出していた。

こんなに初期でも、地上部の背丈よりも根の長さの方が長い! 目には見えないところで頑張っている。

 

今年は、プラグトレイに次いで、もう一つのやり方でもバックアップを用意している。

上の写真では一番奥に見えているが、近づくと↓

IMG_0678.jpg

プラスチックのカゴを土に埋め、そこに種を直播き。カゴ全体が3cm弱の格子状になっている。種まきしたばかりなのでまだ発芽していないが、晩生の2品種を縦8列に筋まきした。

春に葉ネギでこのやり方を試したが、モグラくんはカゴの下を走っただけで中には入らず、苗作りはうまく行った。

今年はこれらの2つの方法を試してみて、来年からは良い方を選ぶ。プラグトレイは自宅に置けるので、芽が出るまでの水やりが楽。ただし、200穴数枚に種を蒔くのは結構時間と根気が必要。プラカゴは種まきは楽に短時間に出来るが、晴れが続くと、発芽までの1週間ほど毎日水をやりに行く必要がある。さて、どちらがよいか・・・

お芋かじり虫

春のじゃが芋がまだ少し畑に残っている。9月末まで掘れる晩生種の十勝こがね。

今日は晴れて気持ちが良いので、スコップでそろりそろりとお芋掘り。

50個くらい掘ったが、結構穴があいた芋が多い。

 

そうこうするうちに・・・・・

 

現行犯逮捕!

IMG_0668.jpg

何と、芋に穴を開けて潜り込んでいる犯人を発見。 カナブンの幼虫! ふだんは根切り虫としてお世話になっている。

食べられている芋は比較的小さな物で、何故かこれだけ発芽している。全部食べられないうちに根と地上部を伸ばそうという芋の抵抗なのか??

8月中はあまり傷もなく白くてきれいなお芋だったので、晩生といえども早めに掘った方がよいという教訓でした。

雨の合間にレタスを定植

今日は朝から本格的な雨。

ちょうどレタス類が定植時期になったのでこの雨を待っていた。

幸いなことに午後から雨が止んだので、土が濡れている間にと思ってすかさず定植した。中央がサラダ菜、左がレタス、右がサニーレタス。 左端の土が掘れたような場所は、この苗を育てていた苗床。 ごく近所へのお引っ越しだ。

運の良いことに、このあと夜になってから再び雨。これで水やりしなくても植え傷み無し(^^)

IMG_0666.jpg

 

家では、一昨日採った真黒(しんくろ)茄子の種採りに挑戦。

実がついてから2ヶ月近く経ったジャンボ茄子くん。

DSCF4688.jpg

まず種のありそうなところを縦に真っ二つ。新鮮なリンゴのような香り。

DSCF4692.jpg

種の部分をナイフで切り出す。繊維はしっかりしている。

DSCF4694.jpg

水を入れて少し柔らかくし、指で種を揉み出す。1時間くらいかかった。種は沈むので、上澄みを捨てれば繊維などとは簡単に分けられた。

DSCF4697.jpg

多分、数百個はある。必要な数の十倍以上か。

 

来年も今年と同じ畑に植えて、また種を採りたい。

葉振りが良く、実付きが良く、形が良く、虫や病気の害が少ない株から種を採る。これを繰り返すことで、畑と自分にぴったり合った種がとれるはず。 真黒茄子 ver. ねもり農園?

しかし、最低十年はかかるかな・・・ 昔は、こういう種を各農家で代々受け継いで来たのだろう。

何とか農法とか色々あるけれども、良い野菜をつくる基本はここにあるような気がする。

そろそろ復活

8月、9月は怪我やら何やらで畑作業も思うように出来ず、HPもブログも2ヶ月間放ったらかし状態。

でもまた元気を出して復活しなくては。。   焦らずにやっていこう。

 

最近、草取りだけは少しずつやって来たので、さほどひどい状態ではない。

先週、刈り草と米ぬかを交互に積み上げて、堆肥化を始めた。高さは約1m。今日の堆肥温度は45℃。水を十分に運べなかったせいか、醗酵は遅い。早く雨降らないかな・・・

DSCF4685.jpg

10日ごとに種まきをしている小松菜、東京べか菜、ビタミン菜は順調に育っている。収穫しないとかわいそう(?)

DSCF4684

冬に一番おいしい九条ネギ。もう大きさは十分になった。少しずつ収穫しながら冬を待つことにしよう。

冬の強風で葉が折れるのを防ぐため、西向きのブロック塀に沿って植えてみた。

DSCF4682.jpg

さつま芋はそろそろ収穫時期になってきた。今年はめずらしくビニールマルチを使って育てた。関係があるかどうかわからないが、2株ほど掘ってみたところでは芋に虫食いの穴が多い。根切り虫は見当たらないし、いったい誰??

DSCF4683.jpg

落花生は、今年は一列全部植えてみた。ゆで落花生がおいしい「おおまさり」。早く掘り始めたいけど・・あと一週間位待とうか・・

DSCF4686.jpg

枝豆くんは、まだ実が薄ぺったい。今年は3種類、「秘伝」、「丹波黒大豆」、「小糸在来」。食べ比べが楽しみ。

あと2週間くらいかな・・

DSCF4687.jpg

旬を迎えたのは成平インゲン。平らで大きな実が出来るが、大きくなっても硬くならず、味もとっても良い。

去年自家採種したのを今年種まきして、やはり去年より良く出来た。今年も忘れずに種を採ろう。

DSCF4690.jpg

種採りと言えば、早生真黒茄子の実をひとつ種採り用に残していたが、今日ついに収穫。

普通のナス(左)と比べて随分大きい。1kgくらいありそう。種は数百個くらい採れるかな。

DSCF4688.jpg

 

種まきをして既に出来ているはずの、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの苗が今年は出来ていない。

さてこの遅れはどうしようか・・・

透明なビニールマルチで直播きでもやってみるか。潔くあきらめるか。

まだあまり力仕事は出来ないので悩ましい・・

草取り、種取り、堆肥作り

暑い暑い日が続くので最近農作業は休み休み、33℃以上になったらお休みにしている。

晴耕雨読ではなく、晴読雨耕になりそうな気配。。

 

今日は久しぶりに最高気温が30℃度止まりだったので、葉ネギの草取り。

IMG_0638.jpg

発酵鶏糞を追肥して、これで一安心。

ある程度は草を生やしておかないとカエル君の居場所が無いので、それも考えつつ、それを言い訳にして、最低限度の草取りだけはやろう。

 

今年育てているナスは、固定種の早生真黒茄子。皮が柔らかくてとても美味しい。

せっかくの固定種なので、来年用の種を取っておこうと、良さそうな実を1つ取らずにおいている。

ずん、ずん、っと大きくなってきて、既に25cm位になった。まだ表面はピカピカ光っているので、熟すまでにはもう少しかかる。 どこまで大きくなるのだろう。

IMG_0636.jpg

 

ナスの横の空いた部分で、庭の植木の剪定屑を使って堆肥作り。暑い夏だからきっと温度も良く上がるに違いない。

トラ吉で運び込んだ剪定屑セメント袋に16袋と、米ぬかを一袋。少しずつ交互に積んでは水をかけて踏み込む。これを繰り返して、高さ50cm程度になった。(写真は積み込み途中段階)

ブルーシートで覆って翌日の昼には約60℃、3日経っても変わらない、というか温度計の目盛りが50℃までしかないので正確にはわからないが、相変わらず熱い。しかし、ただでも暑いので、温度が下がるまでは近寄る気がしない。

IMG_0631.jpg

植木の葉にもアブラムシが付いていたりするが、こうして高温にさらすと卵も死滅して、安心して畑で使える。

 

あと、最近やった事というと、枝豆の種を蒔いたり、ニンジンの種を蒔いたり、とそろそろ秋冬への仕込み作業。

IMG_0633.jpg

全然雨が降らなくて土が乾いているので、芽が出るまで毎日水を運んで水やり。ひと雨こないかな。。

じゃが芋掘り会(第四回)

今日は久々のお芋掘りイベント。そろそろ梅雨明けでしょうか、途中から照って暑くなりました。

今日のお客さんは何故か白い上着とジーパンというお揃いの出で立ちで参加。3月にこのじゃが芋を植えてくれたK君の同僚達です。

梅雨の雨で激しく草が伸びたため、芋を掘りながら手の空いた人が草を取る、というか、草を取りながらちょっと芋も掘るという事態になってしまいました。

IMG_0626

2時間かけて5種類のお芋を掘り終える頃、最後に掘っていたドラゴンレッドが無くなってしまい、畝の続きに植えていた十勝こがねも少し掘ったため、計6種類となりました。ついでに左に見える真黒(しんくろ)茄子も少し収穫。

今日は若者が多かったのに、スコップで掘る際に「やっちまった」事件が本年最多の4個、しかも全員というねもり農園新記録を樹立しました。

台風8号への備え

明後日11日に、強力な台風が関東を通過するらしい。少しでも被害を軽減するために、やれることをやっておこう。

まずは大玉トマトの雨除け。一ヶ月前の梅雨入り時ににビニールを張ったばかり。

IMG_0615.jpg

昨年の台風では2つある雨よけの1つのビニールが風で大きく破れてしまった。

今回は先手を打って、2つともビニールを一時撤去。

IMG_0617.jpg

張るときは時間がかかるが、外すのは早い。

今年始めて作っているアメリカの固定種、ROSEトマトがやっと2個実をつけていた。見た目も収量も桃太郎の方がよいが、味はどんなもんか。

下が草だらけになっているのを刈りたかったが、午後に雨が降り出したのでやれず。草があった方が大雨でも土が流れなくて良いかな??

大玉トマトの他、ミニトマト↓、ナス、ピーマンなどが風で折れるのを防ぐために、支柱にヒモで固定。ミニトマトは背よりも高くなっており、枝分かれも多いのでまあやれるだけ。

IMG_0619.jpg

トマト、ナスなどは大きな重い実をつけていて、風で揺らされると枝が折れるので、大きめのものはすべて収穫。

ミニトマトも雨に当たると水を吸って割れるので、熟した物はほとんど収穫。

おかげで家の玄関はナスだらけ、(ミニ)トマトだらけ。。

 

今回の台風は大雨も降らせているようだが、一昨日定植したばかりの九条太ネギは対策が難しい。

IMG_0620.jpg

畝立てせずに植えればよかったなと反省。敷き草も出来ないし。

もし流されたら植え直せばいいか・・・

里芋の草取り

小田原もついに30℃。日が照っていよいよ暑くなってきたが、幸い今日は風がある。

里芋が草に負けそうになってきたので、今日は一日かかって1回目の草取りと土寄せ。

IMG_0607.jpg

中央の里芋の周りをクワで浅く掻くように草取りし、左側から土寄せした。里芋の根はかなり広がるので、本当は畝幅はもっと広い方がよいが、畑が狭いのでこれが限界。抜いた草は、乾いたら里芋の株元に敷いて草抑えにする予定。この畝一本だけで一日かかってしまったが、里芋が倍くらいに大きくなったらもう一回右側から土寄せする。

右側の玉ねぎの跡地には、葉物のリレー栽培用にネットのトンネルを昨日設置した。10日おきに3mずつ種まきしていき、このトンネルだけで6回分、7月8月の2ヶ月間 順に種まきできる。

 

7月の声を聞くとやはりナスが猛ダッシュを始めた。すでに一本の木に数個の実がついている。

30本もある・・・さあ大変だ・・・

IMG_0611.jpg

早生真黒(しんくろ)茄子、在来の固定種で、千両二号などと比べると皮が柔らかくて美味しい。

種取りも忘れないようにしよう。。

じゃが芋掘り会(第三回)

昨日かなり雨が降り、今日もだめかなと思いながら朝起きてみたら晴れ!ということで予定通り第三回を行いました。

今日は1家族4.5人(?)。日が照って蒸し暑く、土がまだ濡れて重いというコンディションのため、結局お父さんが掘って子供たちが拾って乾かすというパターンになりました。

IMG_0605.jpg

5種類のお芋を掘って、どれも良いサイズで量もありました。お野菜大好きな子供たち、いっぱい食べて下さい。

小田原市と南足柄市で有機農業をしています