ねもり のすべての投稿

玉ねぎの苗床作り -2016/9/16-

早生玉ねぎの芽が出てきたので、畑に急いで苗床を作った。
どの畑もモグラが多いので、モグラ対策もして。

塚原の畑の、巾1m、長さ3mほどの場所。醗酵鶏糞を5kg程度まいたあと、深さ10cm程の土をスコップで掘り取って奥に積んだ。

img_2549.jpg

不織布製の古い防草シートを底に敷く。

img_2550.jpg

その上に、奥に積んだ土を戻すと、シートで守られた数cm厚のベッドができた。シートは透水性なので水はけは問題ない。
以前、下に金網を埋めて同様なモグラ対策をしてうまく行ったことがあるが、今回はより手軽なシートで試してみる。

img_2551.jpg

その上に発芽した玉葱のトレイを押しつけて置き、サンサンネットのトンネルを掛けた。トンネルは虫よけ目的ではなく、強い雨でトレイの土が掘られるのを防ぐため。

img_2559.jpg

2枚のトレイは、愛知白早生玉ねぎと、早生のF1赤玉ねぎ。種まきがちょっと早過ぎたかも知れないので、明日もう一度まく。
25日ごろをめどに晩生をまけば、このトンネルも満員御礼になる。今年も予定は約1000本。
ただ、今年からあしがら農の会の玉ねぎの会が始まり、そちらでも数百本作るので、計約1500本となる予定。
春に作った玉ねぎは最近品切れになったので、晩生を多めに作っておけば、来年は秋以降も供給できるかも知れない。


今日は曇で雨もパラつくような天候だったので、茎ブロッコリーも定植した。去年から丸いブロッコリーはやめてしまったので、これが主力になる。もう一回種まきするつもり。

img_2557.jpg

左側から落花生が迫っている。右のじゃが芋はもう土寄せをしないといけない。明日できるかな・・

いよいよさつま芋 -2016/9/15-

春じゃがの在庫が無くなって、かぼちゃだけだと飽きるので、やっぱりさつま芋も欲しい。
去年も丁度今頃試し堀りしたが、今日お試しに掘ってみた。

茎を鎌で刈り取った後黒マルチを剥がし、

img_2552.jpg

紅はるかを堀ってみる。ワクワク。。

img_2554.jpg

鮮やかなお芋が出てきた。大きいのが2本、まだ細いのが4本ほど。

ついでに、お隣の安納芋も一株掘ってみる。

img_2555.jpg

こちらは6本とも丁度いいくらいのサイズ。

まだまだ大きくなるが、もうGOサインでよさそう。
さつま芋が採れると、一気に秋らしい気分になってきた。


近くには、今年少し多めに植えた秋じゃが。

デジマはほぼ発芽が揃った。1割ほどが未発芽だがまあいい。
一株あたり3〜4本芽が出ているので丁度いい感じ。

img_2553.jpg

半分が元肥無し、半分は株間に鶏糞を少しでスタートしたので、土寄せ時に少し追肥するかどうか。判断が難しい。

レッドムーンやドラゴンレッドは、あとで植えたのでまだ芽が出ていない。

 

秋じゃが(3)、白オクラ -2016/9/2-

春じゃががまだ少し残っていたので、どこに植えようかなとウロウロ。ナス科は連作を嫌うので、場所探しが難しい。

結局、しばらく使っていなかった小台西の畑の入口通路に植えることにする。秋になると左の日陰が延びてくるのでどうかな?
まずは小型耕耘機で耕耘。長さは17mほど。

IMG_2539.jpg

いつも草だらけにしては時々草刈りという繰り返しだったので、少々の緑肥効果はあるかも知れないが、多分肥料不足。
牛糞堆肥を80Lほど入れて再度耕耘し、条間90cmで2列植えた。
レッドムーンとキタアカリ。キタアカリって秋植えで育つかな?

IMG_2544.jpg

株間は30cmで、間に醗酵鶏糞を少量ずつ入れた。
これで今年の秋じゃがの植えつけも終了した。


この畑の奥に、種採り用に2本だけ植えた白オクラ楊貴妃。山口県の特産品だそう。丸オクラタイプで真っ白ではないが色白美人。
別の畑で収穫用に育てているが、収量も多くて優秀な品種。

IMG_2541.jpg

来年はこれをたくさん育てて、直売所にでもだそうかな。。

秋じゃが(2)、ごぼうの種とり -2016/8/29-

先週月曜日に台風9号が千葉県に上陸したのに続き、明日は台風10号が宮城県辺りに上陸する予報。秋の収穫シーズンを前に農家の被害は大きいだろうなと心配だが、自分の所も含めて、台風に対してはほとんど有効な対策は打てない。

小田原でも明日は風雨が強まりそうなので、一応ナスなど頭が重い作物を支柱にヒモで固定しなおしたが、意味があるかどうか。

今日は、その後一昨日に引き続いてじゃが芋を植え付けることにした。じゃが芋なら、雨で流される心配はないだろう。

IMG_2534.JPG

この畑で春に収穫した主力品種レッドムーンを、玉葱あとに無施肥不耕起で植えた。小さな種芋を切らずにそのまま、株間30cmで11m長。土寄せの時に様子を見ながら追肥しようと思う。

葉物が残ったままの隣の畝にも、ドラゴンレッド他を不耕起で植えた。葉物のど真ん中に、株間30cmで芋を埋めた。芽が出る頃には、葉物の収穫は終わっているだろう。畑の3D活用か・・・
ついでに、菌根菌がじゃが芋に素早く感染してくれるといいが。

IMG_2537.jpg


7月12日に撮影したごぼうの様子。種とりのために10本程度寄せて埋めておいたら、2mほどに育って花が咲いていた。

IMG_2436.jpg

それが今ではすっかり枯れて、近くを通ると痛いひっつき虫になっている。

IMG_2533.jpg

先週台風9号で株が倒されたので立て直したら、体中ひっつき虫だらけになってしまった。今度は台風の前にと、今日、この実を素手で引っ張って集めた。なにせひっつき虫なので、手袋をするとかえって面倒なことになる。

IMG_2536.jpg

大きな袋にいっぱい。しばらく乾かしてから、叩いて種を集めればいいのかな。品種は大浦太ごぼう。とても使い切れないくらいとれてしまった。

秋じゃが植え付け -2016/8/27-

約940hPaという経験したことのない強さの台風10号が、来週にも関東に上陸しそうになってきた。何がやれるかなと思案し、じゃが芋を定植することにした。

じゃが芋は需要が多く、春じゃがはもうほとんど無くなった。
秋じゃがも去年より多めに植えようとしている。

今日は第一弾で、デジマを植えた。昨日の昼過ぎにカットして草木灰を塗って陰干ししておいたもの。
株間30cmで深め(10cmくらい)に植えた。74株で長さは22m。

IMG_2530.jpg

深植えしたのは、まだ残暑が続くので、種芋の温度が30℃を超えないようにして腐敗を防ぎたかったから。
前作は茎ブロッコリーで肥料分はあまり残っていないと思うが、じゃが芋は窒素分が多いと良くないようなので、半分は無施肥、半分は株間に醗酵鶏糞を少量だけ入れた。

春じゃがは一株で500gもとれない惨敗状態だったので、肥料の入れすぎを警戒して実験してみる。

あとは自家採種を続けているレッドムーンなどを植える予定で、種芋の残量次第だが、畝の長さ30m〜50mくらい。

芽キャベツなど定植 -2016/8/24-

台風9号が一昨日関東を通過して、ナス、オクラ、ミニトマトなどが傾いたが、被害の程度は軽かった。

土が湿っているのを利用して、今日はまず定植作業。

春じゃがの跡地を時々耕耘のみして維持していたが、肥料分は残っているだろうと予測して無施肥で定植した。
赤キャベツが30株、芽キャベツが24株、紫カリフラワー(パープルフラワー)が25株。好評だったので、去年に比べるとどれも2,3倍に増やした。例によって30穴トレイで苗を育てて、そのまま定植。小さな苗もあるが、多分大丈夫だろう。

IMG_2528.jpg


隣の畝の人参を播種してあるところ。発芽率が悪くて、よくよく見ないと3列蒔いてあるのがわからない。まん中が金時人参で、両側が黒田五寸人参。

IMG_2529.jpg

このあと、草を取りながら未発芽の部分に種を追いまきした。

秋キャベツ定植(1) -2016/8/19-

今朝もほんの少し雨が降ったので、遅れていたキャベツの定植をした。

小台西の畑で、去年から今年の春に小松菜、水菜、春菊などの葉物を作っていたトンネル。
そのまま草を手で抜いて、醗酵鶏糞を2kg程度入れて軽くかきまぜ、苗を植えていく。ちょっと手抜きかな??

IMG_2513.jpg

苗は30穴トレイに種まきして育てた中早生2号。最近これが作りやすくて気に入っている。
鉢上げして大きめの苗にするのが本来だろうが、トレイのままでもしっかりキャベツに育ってくれる。

地下5cm位の所をモグラのトンネルが並行に走っていたが、とりあえず気にせず行く。何本か枯れても第二弾の苗がある。

IMG_2514.jpg

約40cm間隔になるよう千鳥で植えていく。

アブラナ科の連作が続いてしまっているが、どうだろうか。
今回限りで一度別の科に変えようかな。。

近所の農家の大先輩がやはりアブラナ科の連作で根こぶ病が出て、薬では対策できなかったが、マリーゴールドを大量に作って茎も葉も刻んで鋤き込んだら、一発で治ったと教えてくれた。
コンパニオンプランツとして使う話は良く聞くが、鋤き込みとは知らなかった。ちょっと種を蒔いておこう。。

今日の作業は、あとは秋じゃが準備のため草取り。暑かった。

IMG_2516.jpg

トンネルの左の黒マルチの所のマルチを剥がして秋じゃがを植える。その左の露地の部分は何にするか、茎ブロッコリーかカリフラワーか、苗が出来たものを植えるってことになりそう。

秋じゃがの要望は多いので、今年はここ以外に2ヶ所。8月中に植えたいので急がなくては。

人参の種まき、茄子の種とり -2016/8/15-

猛暑もこのところ少し収まっていて時々夕立が来る。
人参は播種したあと乾燥すると発芽しなくなるので、こういう時がチャンス!

あらかじめ畝立てしてタイミングを待っていたが、今日以降雨が多そうなので2ヶ所の畑に種まきした。

小台東の畑。冬の間緑肥のえん麦を栽培して、5月に鋤き込んでおいた所。えん麦跡に人参というのが近年のお決まりパターン。
長さ7m程の畝を2本立てて、黒田五寸人参4列と金時人参を2列蒔いた。

IMG_2503.jpg

 

次に塚原の畑。ここもえん麦を栽培してすき込んだ所。長さ20mの畝に、黒田五寸人参、金時人参、そして黄色人参を蒔いた。

IMG_2504.jpg

人参は種が小さくて蒔きにくいし、好光性なので浅く蒔かないと芽が出ないし、乾燥しないように気をつけないといけないし、となかなか気難しい。

お天気次第でうまく発芽しないこともよくあるが、8月中に蒔けば間に合うので、まだ失敗は許される。今日は夜になって早速かなり雨が降ってくれた。出だし好調(^^)

そして今日は種まきのあとに種とり。
早生真黒茄子の実を一つだけ木に成りっぱなしにして熟させ、腐りかけてきたところでバケツに種を取りだして、水に沈む物だけを集めた。2~300個はあるだろうか。

IMG_2506.jpg

このあと、黒十全茄子、博多大長なす、フランスの茄子(Listada de Gandia)、イタリアの茄子(Violetta di Firenze)と種とりが続き、更にさきがけピーマン、米国のトマト(Dagma’s Perfection)、ミニトマト2種(黄、紫)、オクラ(丸、白、ダビデの星)と続く。
どうせ量的に使い切れないので、種屋でも始めるかな・・・

暑いと私は・・・ -2016/8/10-

8/3に雨が降って以来、32℃以上の日が1週間続き土はからから。
作土の浅い小台西の畑では、茄子が一部枯れそうになっている。毎日朝夕水やりをしても、人参はまだ発芽してこない。大丈夫かな・・・

かなりピンチになっていたところ、つい先ほど夕立が来た。
これで乾燥に苦しんでいた野菜たちも救われるのではないかな。

天候と関係があるかどうかわからないが、今日収穫していたら、さきがけピーマンに1個だけ、見たこともない変わった物があった。

IMG_2502.jpg

中央の大型のピーマン。皮の一部が盛り上がって、口紅のような感じに赤くなっている。溝は中の空洞とはつながっておらず、虫が居る様子もない。
熟すと赤くなるのは普通だが、こんな形は見たことがないし、色味もこんな明るい赤は見たことがない。
虫の仕業か、病気の一種なのか、さてさて??
ピーマンが変顔をしているのだろうか。
暑いと私はブチャくなる とか

塚原の畑の野菜たち近況 -2016/8/1-

梅雨が明けて暑い日が続く。

IMG_2499

夏野菜たちはますます元気で、どんどん実をつけてくれてちょっと困るくらい。。

イタリアの伝統茄子 Violetta di Firenze。見た目も味も世界一とか言う宣伝文句につられて、種を買って育ててみた。気温が上がってどんどん実をつけ始めた。

IMG_2493.jpg

厚切りにしてオイルで焼くととてもクリーミーで美味しいと、評判もなかなか。宣伝文句もあながち嘘ではなかった(^^) 種採りすることに決定。


フランスの伝統茄子 Listada de Gandia。見た目が気に入って去年も作り、種採りした。やや晩生種だが、気温が上がって実付きが良くなってきた。やはり美しい。

IMG_2495.jpg

この畑はテントウムシダマシが多いため、どちらの茄子も葉をかなり食べられてしまった。最近はしょっちゅう見回ってテデトールで退治しているので、上の方の葉は被害が少ない。


大玉トマトは米国の固定種 Dagma’s Perfection。去年は収量が極めて少なかったが、時差ボケかなと一応種採りし、今年再挑戦。
IMG_2496.jpg

ミニトマト並みの放任仕立てで、多数の実がついた。大きいものは一個600g越えと、さすがのアメリカンサイズ。一部で横支柱が重みに耐えられず折れてしまった。黄色と赤のバイカラーで、味はややフルーツっぽいと評判も良い。小台東の畑でも同品種を黒マルチで育てているが、やはりマルチをした方が収量は多い。来年は支柱を強化してやろうと思う。出来れば通常サイズで数多く採れれば嬉しいが、どうしたらいいんだろうか・・・元肥を入れずに追肥主体で行けばいいのかな・・


ピーマンは日本の固定種。野口種苗のさきがけピーマン。
肉厚で大型の実が良くつく。今年も元気がいい。

IMG_2497.jpg


里芋は、今年は久しぶりに育ちが非常によい。肥料多めが効いたのかと思うが、背丈と同じ位になって大きな葉を広げている。
滅多に花が咲かないと言われているが、去年に続いて今年も数株に花が咲いた。この畑は花が咲きやすい土壌なのかも。

IMG_2492.jpg


みかんは去年当たり年だったので、今年は裏年。実をつけている株は1/3ほどだが、実の大きさは去年より大きい。みかんは肥料喰いだという話を聞いて、多めにやったのが良かったのかも知れない。味はどうだろうか、冬が楽しみ。

IMG_2500.jpg


冬前に植えたレモンは数個実をつけている(中央右端に3個見える)。 柑橘が好きなナミアゲハの幼虫が葉に数匹いるなと思っていたが、1匹がついに終齢幼虫になった。支柱の竹を下に向かって移動中。さなぎになる場所を探しているのかな?

IMG_2491.jpg

レモンは結構虫に好かれるようで、有機無農薬でまともな実が採れるのかどうか、期待が半分、不安が半分。