「畑仕事」カテゴリーアーカイブ

人参、ほうれん草の種まき -2018/3/5-

端境期が近づいて、収穫出来る作物はどんどん無くなっていく。
人参、キャベツは終了、べか菜、チンゲンサイは塔立ちして花が咲きそう。茎ブロッコリー、芽キャベツ、小松菜くんはまだ踏ん張ってくれている。

一方、春から夏に向けての種まきが続く。以下3/4の作業。

塚原の畑でノーベルほうれん草を蒔いた。
約15mの畝に醗酵鶏糞、かき殻石灰、くん炭を入れて、ノーベルほうれん草を2列蒔いた。2/16に蒔いたほうれん草は、乾燥が続いたためか発芽率が低かった。5日の雨を見越してこんどこそ・・

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そして、春人参。秋冬の人参と違って収穫期間が短いため、20mの畝1本に3列だけ播種。が、ちょっと早いかも知れない。心配なので、サカタとトーホクの時なし五寸人参を半分ずつ蒔いた。今週は雨予報の日が多く気温も高めなので、絶好のチャンスではある。
大根やカブもまきたいが、塔立ちの恐れが大なので、もうちょっと我慢する。

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温床で育てている苗が順調に大きくなってきたので、定植予定の小台西の畑を早めに耕した。

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ここにはピーマン、ナス、ごぼう、茎ブロッコリーを定植予定で、茎ブロッコリーの苗はあと1週間程度でちょうど良いサイズになる。この畑は有機物不足なので秋から冬に稲藁、チップ堆肥、小麦粉のボカシなど各100キロほど入れたが、効果はあるだろうか。2月に貰ってきた未熟なチップ堆肥はまだ山に積んだまま。これは定植後にマルチにでも使うのがいいだろうか。

耕している間に小さなカエルが数匹ぴょんぴょん!今年初。
塚原や久野の畑は標高が高いためかまだ見かけないが、平地のこの畑ではそろそろ活動を始めそう。

えん麦、そら豆 -2018/3/2-

すっかり春らしい気温になってきて、これから種まきや定植など忙しくなる。

新しく使い始めた諏訪の原の畑で、緑肥兼バンカープランツとしてえん麦を蒔いた。条間50cmで10列。本来は秋に蒔くものなので、今頃蒔いても、せいぜい50cm程度に伸びた頃には刈り取りになってしまうだろう。

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他の畑では手で蒔いていたが、これだけ長い畝だと播種機を使わないとやってられない。農の会のごんべえを借りてきた。
去年自家採種した種だが、両手でこすり合わせてきれいに脱ぷすると、ごんべえでうまく蒔けた。

数年間休耕地だった畑なので、スイバがあちこちに芽を出している。種まきしながら数十本は抜いたが、これから草との戦いが本格化しそう。広いだけに手強い・・


小台西の畑では、そら豆のべた掛けを外した。だいぶ伸びてきて窮屈そうにしていたので、気持ちよさそう。
いつもの河内一寸そら豆と、奥の方に初めて作るイタリアの品種ポポロ。生でも食べられるとか。

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この畑は有機物や肥料分が少ないので、あとは少し追肥して土寄せして、チップ堆肥でマルチして
と、やることはいくらでもある。

じゃが芋の植え付け -2018/2/25,26-

寒さも少し和らいできて、いよいよ春の仕事始めとも思えるじゃがいもの植え付けの適期になった。

塚原の畑では、いつも通りに耕耘機で植え溝を掘り、米ぬかを入れた後軽く土を埋め戻し、その上に種芋を30cm間隔で置いていった。土を掛けて終了。長さ19mx2畝。米ぬか約12L。

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新しく借りた諏訪の原の畑も、いよいよ本格稼働し始めた。

まずはいつも通り耕耘機で溝掘り。長さ約70m。

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米ぬかを約40L入れた後少し土を埋め戻し、種芋を並べていく。いつもの作業。でも、やっぱり畝が長い・・
隣の農家が剪定枝を焼いていたので、煙がたなびいてきた。

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3分の2ほどはいつも通りのやり方で植え、残りはちょっと変わったやり方に初挑戦。

途中で写真を撮り忘れたが、米ぬかを入れた後埋め戻して平らに整地し、畝の上に種芋を30cm間隔で並べる。そして黒マルチ。
いずれ発芽してきたら、ビニールを指で破って芽を出してやる。

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今年の品種は、主力の「レッドムーン」のほかに、「はるか」、「インカのひとみ」、「ドラゴンレッド」、「男爵」など。
黒マルチで試すのは、男爵とはるか。

ナスの種まき -2018/2/18-

去年より1週間早めにナス類の種まき。

今年はフランス茄子(Listada de Gandhia)をやめて、長なすを追加した。また、黒十全茄子の代わりに、同ナスから選抜した系統の信越水ナスを蒔いてみることにした。
播種したのは早生真黒ナス、信越水ナス、イタリアの有名な品種Violetta di Firenze、早生長紫ナスの4種類。前3種は固定種。

適当なサイズのものが無かったので、200穴のプラグトレイにまいて、早めに鉢上げすることにした。

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電熱温床の方では、3日に蒔いた葉物類(キャベツ、茎ブロッコリー、レタス)は既に発芽して、レタスは本葉が1枚出ている。
10日に蒔いたカリフラワーも発芽が揃った。
10日に蒔いたミニピーマンも今日発芽し始めた。普通のピーマンよりかなり早い。

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昼間はビニールトンネルの裾を少し開けていても、直射日光が当たるとトレイ上に置いた温度計が35℃を超えてしまうので、寒冷紗が必要。夜はビニールを閉じて、上から寒冷紗とブルーシートで覆って保温している。

チップ堆肥運び -2018/2/16-

作業時間に少し余裕のあるこの時期に、有機物が足りない小台西の畑のために、チップ堆肥を貰いに行った。植木を選定した屑などを機械で粉砕して、積んで醗酵させたもの。

午前中に行って軽トラに一杯積んでもらい、昼過ぎに帰着。
ヒノキのようないい香りが周りに漂っている。

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前回別の場所でもらったものはもっと発酵が進んでいたので、この畑の畝間通路部分に埋めてしまったが、今回のものはまだ醗酵が浅いので土に鋤き込むのは危険と思い、しばらく積んでおくことにした。

とりあえず荷台から降ろして、空いたところに積み上げ。
湯気が出ている状態なので、切り返しをした事にもなるか。

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しばらくこのままにしておいて、作物を植えたあとに、草抑えのマルチとして使うのがベストだと思われるが、今後の醗酵の進み具合を見て、ということになりそう。

こんなことをやっていて、男子フィギュアのSPを見損ねた・・・


ついでにほうれん草の種まき。この時期に露地でまける野菜は少ない。ほうれん草の中でも、やっぱりノーベルほうれん草かな。
醗酵鶏糞を入れた後、2列に種まきして、上からかき殻石灰をまいてみた。もみ殻くん炭を入れるのを忘れた(>_<)

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ピーマンの種まき -2018/2/10-

夏野菜でも育苗に時間がかかるピーマンから種まき開始。

自家採種を続けている主力のさきがけピーマン、
お試しで初めて作るミニピーマンの赤と黄色、
ついでに、種の入手が遅れていた6月どりのカリフラワー。

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ピーマンは需要が旺盛なのでたくさん作りたい。また、お店需要に向けて、ちょっと珍しいミニも試してみる。
カリフラワーは、昨春はヨトウムシの害で少ししか収穫出来なかった。今年はネットトンネルでやってみようと思う。
茎ブロッコリーとカリフラワーは、予想した以上に需要が多い。

先週播種した茎ブロッコリーは既に発芽が揃い、キャベツとレタスは半分くらい発芽した段階。


家の中ではじゃが芋の浴光催芽を始めた。植えるまでに一月ほど光に当てると、発芽が早まり収量が良くなるとのことで毎年やっている。収量アップは良くわからないが、発芽は確かに1週間ほど早まるようだ。

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今年も主力はレッドムーン。その他に、男爵、はるか、インカのひとみ、ドラゴンレッド、紫の6種。

ビニールハウスの張り替え -2018/2/9-

といっても自分のものではなく、久野で有機農業をやっている仲間のハウス。
電熱温床で育てた苗がある程度大きくなったら置かせてもらっている。

前回ビニールを取り替えてから数年経って、上にも横にも大きな穴が開いてしまっていた。もうこれ以上持たなさそうなので、仕事が比較的少ない冬のうちに交換しようということになった。

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まずビニールの裾を掘り起こして、古いビニールを剥がす。
なかなかの重労働。

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新しいビニールを右上に載せたところ。
これが数十キロの重いもので、3人がかりでやっと。

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ビニールの端を引っ張って広げ、裾を埋めて、ハウスバンドで固定し完成。朝九時に始めて15時までかかった。

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今日は風が無くて助かった。

これで今年の苗作りも一歩前進。

電熱温床の設置 -2018/1/31-

2月になると夏野菜の苗作りが始まる。
ピーマン、ナス、トマト、そしてキュウリ。
キャベツやブロッコリーなども。

もう使い始めて5年くらいになるだろうか、電熱温床。
去年は240株くらいの夏野菜の苗を育てた。
鉢上げ後は知り合いのハウスに苗を置かせて貰ってだったが。
今年は畑も広がるのでもっと育てたいが、面積的には限界かな・・

自宅の軒先に防草シートと断熱材(いわゆるプチプチ)を二重に敷き、下への熱のロスを抑える。サイズは90cmx180cm。

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その上に農電マットというヒーターを載せる。

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農電マット自体が防水性を持つらしいが、毎日水をやるので、念のためビニールを被せる。

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保温のため厚手のビニールトンネルを掛ける。

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これで一応使えるが、3月頃になると日射しが強すぎて苗が乾燥気味になるので、寒冷紗も掛けられるようにしておく。以前はブルーシートを掛けていたが、寒冷紗ぐらいがちょうど良さそう。

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これで完成! あとでコントローラーと温度センサーを繋げば、希望の温度に維持できる。畑の計画がまだ固まっていない部分もあるが、走りながら考えるスタイルで行きたい。

今年から畑も広がりお客さんも増えつつある中で、何をどれだけ作るか、足りない苗はどうするか、、
手を広げすぎて自分の首を絞めないように気をつけながら。

新しい畑 -2018/1/23-

あれやこれやとやっている間に、一月ほど更新をサボってしまった(-_-;)

今朝はこの冬始めて雪が積もった。これは塚原の畑。

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ネットトンネルやビニールトンネルは雪で押しつぶされてしまったが、簡単に復旧できて特に大きな被害は無かった。


正月以来、色々と今年の計画を立てつつあるが、今年は大きな動きの年になりそう。

動きの一つは、野菜不足解消のために新しく約1反の畑を借りることにした。これまでの3ヶ所約1.6反から、4ヶ所2.6反になる。

休耕地だった2.6反の畑の半分を借りる予定で、下の写真中央の通路から右側半分を使わせて貰う予定。

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細長い畑で使い方が難しいが、3月頃のじゃが芋の植え付けから実働が始まりそう。面積が広がって草対策が一番の難関になりそうなので、色々知恵を絞りたい。

もう一つの動きは小田原有機の里づくり協議会の新プロジェクトで、市民や就農希望者を対象に有機農業塾を開くことになり、その実行メンバーの一人として関わることになりそうなこと。

小田原市の他、大学や諸団体と協力関係を築いて運営することを目指すため、事務的な仕事や畑での実習の仕事など、かなり時間を割く必要がありそう。

自分の畑を耕して営農する仕事も大事だが、あちこちと連携して農業の裾野を広げる仕事は更に重要と思うので、まだ構想段階だが、実現に向けて立ち上げから関わっていきたい。

体力的・時間的にどこまでやれるか心配ではあるが、2018年は大きな転換点になりそうな気がする。

土作り -2017/12/4-

今日は朝からこぶた畑さんへ。

運良く、かわいい子ぶたさん達がいました!

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肥料に使えるボカシが余っているとのことで、有り難く12袋も戴いてきました。多分180kgくらいかな。下の攪拌機で混ぜて醗酵させたもの。米ぬかボカシと同じような香り。

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スコップで袋詰めをしていると、畑主が近所から剪定くずチップを運んできて、豚舎の床に入れ始めた。聞くと、安く手に入るそう。
近いうちに買いに行って畑に入れようと思っていたところなので、もう一度行くところについていって、試しに7袋ほど貰ってきた。そんな少量ならただでいいよと、親切な係員さんだった。

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醗酵の段階が違うものが3種類ぐらい積んであって、今日貰ったのは手前に黒っぽく見える、一番発酵が進んだもの。

チップ粉砕はやや粗くて2cmくらいの太い枝が残っていたりもするが、畑の通路部分に入れるには使えそう。

これらを貰って帰り、昼から自分の畑の畝間通路部分に入れた。
白っぽいボカシと、黒っぽい剪定くず堆肥を一袋ずつ約10m長さに。枯れ草や稲藁も少し有ったので、全部まとめて醗酵させようと、足で踏み込んで、上から軽く土を掛けた。

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この畑の課題は腐植が少ないこと。今回色々な有機物を入れたことで少しは改善されると思うが、引き続き努力を重ねたい。