「畑仕事」カテゴリーアーカイブ

そら豆の定植 -11/9-

昨日は一日雨。今日は朝には雨が上がって曇り。これは定植チャンス!

塚原の畑で、先週耕耘機で耕して発酵鶏糞、くん炭、有機用苦土石灰を入れて置いたところ。酸性は嫌うとのこと。

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8mx2.7mほどの広さに90株ほど植えるとすると、株間40cmは無理なので30cmでいくことにする。

自宅でトラ吉に乗った苗。早生の陵西一寸と中生の河内一寸。
大きさに差はない。今年はどちらもよく育ってくれた。

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根がポットの下の穴から数cm出ているものもあり、もう植えないとまずい。

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右の一列に早生。左の2列に中生を植えた。
30cm間隔だとかなり狭いけど、ここは日本だから我慢して貰う。密植だと春のアブラムシが心配だけど・・

発芽が遅れたのが10株ほどあるので、それはまた後日左側に4列目で、40cm間隔で植える。

真冬には、霜よけのため不織布をべた掛けして越冬させる予定。
来春は過去最大の豊作!になればいいが。タヌキ君食べないでね

お豆さんの種まき -10/26-

夏の間きゅうり、かぼちゃ、ゴーヤなどを育てたネット。

もう全て終わったので、枯れてネットに絡まったままの蔓を片付け、下の草を抜いた。それらの残渣は、ネット下中央の溝に放り込み、徐々に土に帰るのを待つことにする。

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ネットの上端に沿ってポリプロピレンの白いロープを通して重さを支えていたが、半年間で切れてボロボロになってしまった。紫外線に弱いのはわかっていても、これほどとは・・・
で、今回は茶色の垣根用のひも(ジュート?)に交換した。
ポリエチのネットはそれ程傷んでいないのでまだ使える。

両側のネット下に沿って、スナップ豌豆(スイートスナップ)を半分と、実エンドウ(ウスイ)の種をまいた。各40本くらい有るので、何とか足りるだろう。

ネットの向こう隣はとりあえず耕耘機できれいにしておいた。
ここには、今育苗中のそら豆を植える予定。90本あるが、人気なので足りるかな。。

更にその向こうの裸地の部分も耕耘機できれいにしたところで、同じく育苗中の玉ねぎの予定地。赤黄合わせて約1000本。ここ2,3年失敗続きで小さな物ばかりなので、今年こそはリベンジしたい。

お豆さんは来年の4月~6月頃、玉ねぎも6月頃の収穫予定。鬼に笑われそうだが、もう来春の準備が始まった。

みかんが徐々に色づいてきた -10/16-

塚原の畑を借りたら20本ほど植えられていたみかん。

初めてなので世話の仕方がさっぱりわからなかったが、図書館で本を借りて読んだり、古屋富雄さんに聞いたりしながら世話をしてきた。といっても有機のやりかたについては情報が少ないので、早春に剪定し、春と夏に肥料をやり、あとは草刈り程度。

それでも、花が咲き多数の実をつけてくれた。有機無農薬だと病気や虫害が多くて汚れたような実が多いかと心配したが、9割方は普通にきれいなみかんが出来ている。

今月になって少しずつ黄色みを増してきた。

小さな実をたくさんつける種類の木と

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大きな実を、やや少なくつける種類の木がある

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畑に行くたびに味見をしているが、どちらも甘さが出てきた。あと1〜2週間すれば、売れるレベルになりそう。でも、こんなにたくさんのみかんをどうして売るかな・・・

気温が少し下がってきて畑の虫も減りつつあるが、今みかんの木には無数の蜘蛛の巣が張られている。9月頃まではほとんど無かったのに。害虫をつかまえてくれるのでできるだけ破らないようにしているが、歩いて通れる場所が限られて遠回りばかり。しかし、蜘蛛は畑の守り神と思ってしばらくは我慢、我慢。お世話になっています!

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有機農業視察研修 -10/7-

今年の初めに新しい畑も借りて新規就農し、ある程度慣れてきたところで技術や経営を見直したいと思い、小田原有機の里づくり協議会主催の視察研修に参加した。

行き先は、藤沢市の相原農場と、大和市のなないろ畑。
貸し切りバスで朝8時集合、18時半解散。28名が参加した。

相原農場は1980年から有機農業をしているベテラン農家で、研修生も多く受け入れるなど有名な農家。技術的に大変参考になった。基本の一つは、植木の剪定くずと豆腐屋から出るおからを積み上げて大量に完熟堆肥を作って使うこと(写真が堆肥場で、左へ行くほど発酵が進んだもの)

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もう一つは、作付は一度に全面に行わず、必ず草地を残すことで天敵昆虫の居場所を作ること。畝の間に草や緑肥を育て、そこで土作りをしている。

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話としては、有機農業の本などにも良く出てくる事だが、露地でネットも使っていない小松菜がほとんど虫に食われていないのを見ると、基本の重要性が強く印象に残った。
考え方としては差はないので、堆肥についてはしっかり完熟させることや、畝の間に必ず草地を残すことなど、はっきり意識して行い、野菜の質の向上を目指したい。

 

二件目のなないろ畑は経営のやり方が珍しく、消費者が野菜の栽培や出荷(仕分け)作業などに共同で参加しており、コミュニティを作ってやっている。また、消費者が株式も持っている。共同の自給体制と言えるかも知れない。

あしがら農の会も、田んぼの会、大豆の会などのグループで栽培して作物は分配するという形で活動しており、なないろ畑に類似している。

このような共同参加形式は、全員にメリットおよび公平感がないとうまく行かないと思う。

例えばねもり農園に消費者の一部の人が時々援農に来てくれるという事を想定した場合、作業の効率化により規模拡大出来たり、野菜の質の向上が出来ると言う形で消費者にもメリットが出ると思うが、作業に参加した人とそうでない人との公平感をどのようにして保つかは難しい。ゆるい形でボランティアとして受け入れるならいいかも知れないが、これは中長期の課題として色々な人にも意見を聞きながら考えたい。

技術面でのなないろ畑の特徴は、基本的にネットトンネルで虫の害を防ぐこと。トンネルの間に空き地を作り、そこで小麦を栽培して土作りをすると言う点。肥料として米ぬかも使うなど、相原農場とはかなり違う点もある。共通するのは、畝間を利用して土作りをする点。畑全面に緑肥を栽培するよりも、この方が天敵昆虫や微生物を増やす点で優れているのかと思った。

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今日の視察は、諸先輩農家の話を直接聞き、畑を見ることが出来て大変有意義な一日だった。

新しい過疎化対策? -10/3-

今日の出荷作業のあと、ちょっと塚原の畑を見回っていたところ、ユートピア農園の古屋富雄さんが現れた。

畑を見回して、「この畑の中だとxxxが一番儲かるぞ」などと意外なことを教えて貰った。経営的にどういう方向に膨らませて行こうかと考えていたところなので、貴重な助言をもらった。

今日のメインの話は、春頃から聞いていた富雄さん作詞作曲の歌のCDを作る話が進み、いよいよ今月発売になるとのこと。

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地方の過疎化が今後ますます進むと予想され、農業、食糧自給、農地保全、環境保全などに大きな問題として立ちはだかっているが、この問題は地方に住む農業者などだけではとても解決できるものではない。都市生活を体験した人、異業種の知識や技術を持つ人、意欲を持つ若者など、多様な人が田舎に関心を持って行動しなければ解決できない。

そのような視点から、多くの人に「過疎」という現実に関心を持って貰う手段として音楽を使おう、というのが富雄さんのアイデア。

Amazonで検索してみると、10月14日発売で載っていた。東郷昌和さん、平野融さんなど実力派の歌・演奏となっている。このような人脈につながっていけるところが、もう一つ富雄さんの凄いところ。

多様な人にまず関心を持って貰おうという一石の投じ方は大変良いのではないかと思う。

瑠璃色の・・ -9/29-

今日の午前中、塚原の畑で収穫作業をしていたところ、通り過ぎようとした赤紫蘇に、きらっと光る瑠璃色の虫が見えた。

何だろう、赤紫蘇の花を飛び回って、ミツバチの動きとよく似ている。でも色がとてもきれいでやや大型。カワセミを初めて見たときの衝撃に近い。

スマホしか持っていなかったが、とにかく夢中で写真を撮りまくった。
動きが速いし、望遠レンズなど無いので、ピンぼけや小さくしか写っていない写真ばかり。

飛んでいるところ(右端)

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蜜を吸っている所(すぐに飛び立って違う花に移る)

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写真を撮りながら、頭の中には突然例の歌が浮かんできた。
夜明け〜の来ない夜はないさ〜 (https://www.youtube.com/watch?v=uR6IYdUbx0k

 

家に帰って調べてみると、オオセイボウ(大青蜂)という蜂らしい。http://www17.plala.or.jp/inudoshi/page207.html

こんなきれいな虫を見るとレンズ交換が出来るカメラが欲しいけど、黒字化が遠のくだけだから・・無理ですね(^^)

農繁期の前に -9/28-

10月になると稲刈り、脱穀、籾すりと続き、田んぼ仕事が忙しくなる。畑の方はその前にやり終わっておきたい。

ブロッコリー、カリフラワーなどの苗を作って定植する作業は大体終わった。畑の予定場所も満杯になった。収穫時期の違いで大きいのやら小さいのやら。
残る苗は冬どりの赤キャベツくらい。何とかなるだろう。

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11月どりを狙ったつもりのピーターコーン。

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てっぺんに雄花が咲いて、下の方に雌花のヒゲがモジャモジャ。
予定よりちょっと早いかも。気温が下がって虫が減ってから実がつけばと思ったが、虫対策を考える必要があるかもしれない。

赤玉葱。中生の固定種。

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半分くらい芽が出たので塚原の畑(苗床のつもり)に移した。ふと赤玉葱を多めに作りたくなり、手前側に直播きもしてしまった。11月定植に向けて、しばらくここで頑張って貰おう。

黄玉ねぎは先週トレイ3枚分種まきをして、まだ自宅庭で発芽を待っている。今週中にはここに移せるかな。。

 

一昨日、知り合いからワケギの玉をもらった。

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左半分は保存されていたままで、外皮をむいたのが右側。皮をむいてから植えると発芽が早いらしい。一つ一つむくのに結構時間がかかった。

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畑の隅に芽が少し顔を出す程度に浅く植えて、このあと土を被せた。九条ネギのぬたも美味しいが、ワケギのぬたもまたいい。初収穫できるのはいつだろうか。楽しみ。

このほか、じゃが芋の追肥と土寄せ、白菜苗の定植、葉物や大根の種まきも終わった。
あと稲刈り前にやっておくことは、大根や蕪の種まき第二弾くらいかな。何とかなりそう。

10月になると、田んぼの仕事と、さつま芋掘りのイベントも計画しなくては。いや〜〜農繁期だ!

新たな援軍 -9/21-

あしがら農の会の仲間から、手持ちのものより大きめの耕耘機を必要なときに借りられることになった(^^)

手持ちのホンダFF300 は最大出力2PSなのに対し、借りたヤンマーMRT650は4.2PS。約2倍の馬力がある。以前から、このクラスの物をいずれ入手したいと思っていた。

どの程度の力があるか試してみようと思い、手持ちの物ではちょっと難しい場所を耕耘してみた。

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ここは春じゃがを作った場所で、収穫後高さ1mくらいの草が茂り、1ヶ月ほど前に刈っておいたところ。手持ちの耕耘機で耕す場合は、まず枯れ草をレーキで取り除いてから耕耘しないと、草が刃に絡まって耕耘できなくなる。
ここをこのままやれるかどうか試してみた。

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すると・・・なんと、苦もなく耕耘できてしまった。
以前だと枯れ草の処理を含めて2時間以上かかるところを、30分もかからず楽々終わってしまった。しかも、このやり方だと枯れ草(有機物)を土に鋤き込めるので、土作りにも役立つ。
これは予想以上にすごい!
機械の重さが85kgほどあるので折り返しなどの取り回しには力がいるが、相当効率化できることがわかった。

別の場所で畝立て(V字溝掘り)もやってみたが、これも楽勝で使いものになる。
これが使えれば、1反の畑くらいそれほど恐れることはない。

ある程度広い面積を耕作するには、大きめの機械が必要だということを痛感した一日だった。

さつま芋の試し堀り -9/16-

春じゃがが終わってしまったので、さつま芋はまだかな〜と気になり、試しに一株掘ってみた。 安納芋。

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やや小ぶりのが6個。日照が少なかった割にはまあまあの出来だが、もう一回り大きくなるのを待とう。芋掘りイベントは今年も10月になってからかな。丁度稲刈りと重なって忙しいけど(^_^;

今晩から明日は雨の予報なので、今日は苗の定植もする事にした。午前中に鶏糞堆肥を入れて畝を立て、午後に茎立ちブロッコリーと紫カリフラワーを定植。

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一月前にも同じ物を定植したが、それらは10月から11月狙い。今回のは第二弾で、11月から12月を狙う。

先日の大雨の前に種をまいた大根類。種が流されてないか心配したが無事発芽。よかった。ミニ大根、中生、晩生、紫など。

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右側の空き地は秋じゃがを植えたところで、デジマとドラゴンレッドは発芽し始めた。あとはまだ。出揃ったら追肥土寄せして頑張って貰おう。

葉物の種まき -9/13-

今は秋の端境期。野菜の種類が少なくて気持ちが晴れない。

早く秋野菜をとりたいので種まきの日々が続く。

最近種をまいたのは、ミックスレタス、クレソン、ロロロッサ、ロロビオンタ、ロメインレタス、ラディッシュ2種、大根5種。
春のレタスが好評だったので、色々なイタリアレタスをまいた。

苗が育ちつつあるのは茎ブロッコリー、ブロッコリー、カリフラワー、白菜、赤キャベツ。

今日は気候も良いので、頑張ってまた種まき。種まきと言っても大変なのは草の片付け、耕耘、肥料を入れて畝立てといった部分。種をまくのは最後のほんのお楽しみだけ。

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上は小台東の畑の小さな空き部分。昨日草を片付けて耕耘まで終わり、今日は有機用苦土石灰(マグマイン)と発酵鶏糞を入れて畝立て。そして、右側の畝にほうれん草ソナタ7と次郎丸をまいた。長さ8mの小さな畝。左半分は、10日ほど間を置いて再度ほうれん草を蒔く予定。

 

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塚原の畑に移って、排水用の溝を掘り、その右側全体に苦土石灰を散布。中央部分に鶏糞も入れて畝立て。ここには赤いリーフチコリとイタリアのレタスミックス種をまいた。
この畑は少し虫が多い気がするので、虫がつきにくい物を主にしている。見える範囲に植えてあるのは、ネギ、ゴボウ、レタス類、ラディッシュ、人参、ミョウガ、そして芽キャベツ。
芽キャベツは虫が好むので、青虫を頻繁に手で取っている。根切り虫にも半数やられた。

右にまだ空き地があるが何を植えるか??
虫がつきにくい物というと、春菊、ほうれん草、ルッコラあたりかな。あるいはトンネル掛けして頑張るか?? まだ思案橋。