「畑仕事」カテゴリーアーカイブ

雨の合間にレタスを定植

今日は朝から本格的な雨。

ちょうどレタス類が定植時期になったのでこの雨を待っていた。

幸いなことに午後から雨が止んだので、土が濡れている間にと思ってすかさず定植した。中央がサラダ菜、左がレタス、右がサニーレタス。 左端の土が掘れたような場所は、この苗を育てていた苗床。 ごく近所へのお引っ越しだ。

運の良いことに、このあと夜になってから再び雨。これで水やりしなくても植え傷み無し(^^)

IMG_0666.jpg

 

家では、一昨日採った真黒(しんくろ)茄子の種採りに挑戦。

実がついてから2ヶ月近く経ったジャンボ茄子くん。

DSCF4688.jpg

まず種のありそうなところを縦に真っ二つ。新鮮なリンゴのような香り。

DSCF4692.jpg

種の部分をナイフで切り出す。繊維はしっかりしている。

DSCF4694.jpg

水を入れて少し柔らかくし、指で種を揉み出す。1時間くらいかかった。種は沈むので、上澄みを捨てれば繊維などとは簡単に分けられた。

DSCF4697.jpg

多分、数百個はある。必要な数の十倍以上か。

 

来年も今年と同じ畑に植えて、また種を採りたい。

葉振りが良く、実付きが良く、形が良く、虫や病気の害が少ない株から種を採る。これを繰り返すことで、畑と自分にぴったり合った種がとれるはず。 真黒茄子 ver. ねもり農園?

しかし、最低十年はかかるかな・・・ 昔は、こういう種を各農家で代々受け継いで来たのだろう。

何とか農法とか色々あるけれども、良い野菜をつくる基本はここにあるような気がする。

そろそろ復活

8月、9月は怪我やら何やらで畑作業も思うように出来ず、HPもブログも2ヶ月間放ったらかし状態。

でもまた元気を出して復活しなくては。。   焦らずにやっていこう。

 

最近、草取りだけは少しずつやって来たので、さほどひどい状態ではない。

先週、刈り草と米ぬかを交互に積み上げて、堆肥化を始めた。高さは約1m。今日の堆肥温度は45℃。水を十分に運べなかったせいか、醗酵は遅い。早く雨降らないかな・・・

DSCF4685.jpg

10日ごとに種まきをしている小松菜、東京べか菜、ビタミン菜は順調に育っている。収穫しないとかわいそう(?)

DSCF4684

冬に一番おいしい九条ネギ。もう大きさは十分になった。少しずつ収穫しながら冬を待つことにしよう。

冬の強風で葉が折れるのを防ぐため、西向きのブロック塀に沿って植えてみた。

DSCF4682.jpg

さつま芋はそろそろ収穫時期になってきた。今年はめずらしくビニールマルチを使って育てた。関係があるかどうかわからないが、2株ほど掘ってみたところでは芋に虫食いの穴が多い。根切り虫は見当たらないし、いったい誰??

DSCF4683.jpg

落花生は、今年は一列全部植えてみた。ゆで落花生がおいしい「おおまさり」。早く掘り始めたいけど・・あと一週間位待とうか・・

DSCF4686.jpg

枝豆くんは、まだ実が薄ぺったい。今年は3種類、「秘伝」、「丹波黒大豆」、「小糸在来」。食べ比べが楽しみ。

あと2週間くらいかな・・

DSCF4687.jpg

旬を迎えたのは成平インゲン。平らで大きな実が出来るが、大きくなっても硬くならず、味もとっても良い。

去年自家採種したのを今年種まきして、やはり去年より良く出来た。今年も忘れずに種を採ろう。

DSCF4690.jpg

種採りと言えば、早生真黒茄子の実をひとつ種採り用に残していたが、今日ついに収穫。

普通のナス(左)と比べて随分大きい。1kgくらいありそう。種は数百個くらい採れるかな。

DSCF4688.jpg

 

種まきをして既に出来ているはずの、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの苗が今年は出来ていない。

さてこの遅れはどうしようか・・・

透明なビニールマルチで直播きでもやってみるか。潔くあきらめるか。

まだあまり力仕事は出来ないので悩ましい・・

草取り、種取り、堆肥作り

暑い暑い日が続くので最近農作業は休み休み、33℃以上になったらお休みにしている。

晴耕雨読ではなく、晴読雨耕になりそうな気配。。

 

今日は久しぶりに最高気温が30℃度止まりだったので、葉ネギの草取り。

IMG_0638.jpg

発酵鶏糞を追肥して、これで一安心。

ある程度は草を生やしておかないとカエル君の居場所が無いので、それも考えつつ、それを言い訳にして、最低限度の草取りだけはやろう。

 

今年育てているナスは、固定種の早生真黒茄子。皮が柔らかくてとても美味しい。

せっかくの固定種なので、来年用の種を取っておこうと、良さそうな実を1つ取らずにおいている。

ずん、ずん、っと大きくなってきて、既に25cm位になった。まだ表面はピカピカ光っているので、熟すまでにはもう少しかかる。 どこまで大きくなるのだろう。

IMG_0636.jpg

 

ナスの横の空いた部分で、庭の植木の剪定屑を使って堆肥作り。暑い夏だからきっと温度も良く上がるに違いない。

トラ吉で運び込んだ剪定屑セメント袋に16袋と、米ぬかを一袋。少しずつ交互に積んでは水をかけて踏み込む。これを繰り返して、高さ50cm程度になった。(写真は積み込み途中段階)

ブルーシートで覆って翌日の昼には約60℃、3日経っても変わらない、というか温度計の目盛りが50℃までしかないので正確にはわからないが、相変わらず熱い。しかし、ただでも暑いので、温度が下がるまでは近寄る気がしない。

IMG_0631.jpg

植木の葉にもアブラムシが付いていたりするが、こうして高温にさらすと卵も死滅して、安心して畑で使える。

 

あと、最近やった事というと、枝豆の種を蒔いたり、ニンジンの種を蒔いたり、とそろそろ秋冬への仕込み作業。

IMG_0633.jpg

全然雨が降らなくて土が乾いているので、芽が出るまで毎日水を運んで水やり。ひと雨こないかな。。

台風8号への備え

明後日11日に、強力な台風が関東を通過するらしい。少しでも被害を軽減するために、やれることをやっておこう。

まずは大玉トマトの雨除け。一ヶ月前の梅雨入り時ににビニールを張ったばかり。

IMG_0615.jpg

昨年の台風では2つある雨よけの1つのビニールが風で大きく破れてしまった。

今回は先手を打って、2つともビニールを一時撤去。

IMG_0617.jpg

張るときは時間がかかるが、外すのは早い。

今年始めて作っているアメリカの固定種、ROSEトマトがやっと2個実をつけていた。見た目も収量も桃太郎の方がよいが、味はどんなもんか。

下が草だらけになっているのを刈りたかったが、午後に雨が降り出したのでやれず。草があった方が大雨でも土が流れなくて良いかな??

大玉トマトの他、ミニトマト↓、ナス、ピーマンなどが風で折れるのを防ぐために、支柱にヒモで固定。ミニトマトは背よりも高くなっており、枝分かれも多いのでまあやれるだけ。

IMG_0619.jpg

トマト、ナスなどは大きな重い実をつけていて、風で揺らされると枝が折れるので、大きめのものはすべて収穫。

ミニトマトも雨に当たると水を吸って割れるので、熟した物はほとんど収穫。

おかげで家の玄関はナスだらけ、(ミニ)トマトだらけ。。

 

今回の台風は大雨も降らせているようだが、一昨日定植したばかりの九条太ネギは対策が難しい。

IMG_0620.jpg

畝立てせずに植えればよかったなと反省。敷き草も出来ないし。

もし流されたら植え直せばいいか・・・

里芋の草取り

小田原もついに30℃。日が照っていよいよ暑くなってきたが、幸い今日は風がある。

里芋が草に負けそうになってきたので、今日は一日かかって1回目の草取りと土寄せ。

IMG_0607.jpg

中央の里芋の周りをクワで浅く掻くように草取りし、左側から土寄せした。里芋の根はかなり広がるので、本当は畝幅はもっと広い方がよいが、畑が狭いのでこれが限界。抜いた草は、乾いたら里芋の株元に敷いて草抑えにする予定。この畝一本だけで一日かかってしまったが、里芋が倍くらいに大きくなったらもう一回右側から土寄せする。

右側の玉ねぎの跡地には、葉物のリレー栽培用にネットのトンネルを昨日設置した。10日おきに3mずつ種まきしていき、このトンネルだけで6回分、7月8月の2ヶ月間 順に種まきできる。

 

7月の声を聞くとやはりナスが猛ダッシュを始めた。すでに一本の木に数個の実がついている。

30本もある・・・さあ大変だ・・・

IMG_0611.jpg

早生真黒(しんくろ)茄子、在来の固定種で、千両二号などと比べると皮が柔らかくて美味しい。

種取りも忘れないようにしよう。。

大豆の種まき、田んぼ

今日は朝からずっと雨。

午前中は、あしがら農の会・大豆の会の仕事始めで、大豆の種まきを行った。大豆の会では年末に味噌を仕込むので、そのための有機大豆をこれから半年で育てる。

耕耘機で耕したあと、播種機を使って10cm間隔で種まき。押して歩くだけで等間隔に種を蒔いて土を被せてくれる。

IMG_0596.jpg

傾斜地なので下りは楽々進むが、折り返して登りになるとハアハア言いながら押してきて、次の人と交代。途中から雨が本降りになってきて、土が重くなり難航したが、なんとか最後まで完了。

一日中雨が降ったので水やりは十分。あとはカラスや鳩に食べられないかが問題で、一応鳥よけに案山子を立てて、糸を張り巡らせた。これで生き延びてくれるかどうか・・

IMG_0606.jpg

 

午後も雨が激しくて畑には入れないので田んぼへ。涼しくて水面の照り返しが無いので、こんな日は田んぼ作業に向いている。

草は全く見えないが、コロガシを持って中に入る。

IMG_0599.jpg

コロガシを押したり、田靴で歩いたりすると泡がぶくぶくと湧いてくる。これは田植え前にすき込んだ稲わらや草が土中で醗酵して出るガスだそうで、これを抜いてやった方が稲の生長には良い。ガス抜きの為には歩くだけでも十分だが、コロガシを押している方が歩きやすい。良くおばあさんが手押し車を押して歩いているが、それと同じで、足場の悪い田んぼの中を歩くのに、コロガシを押して歩くと散歩程度の速度で安定して歩ける。4aの田んぼを約2時間で押して歩き、ガス抜きと草取り(?)が終了。稲の生長は順調で、この調子だと草取りはほとんどしなくて済みそう。

葉物のリレー栽培

有機無農薬で栽培して一番喜ばれるのはやはり葉物。スーパーで売っているものを買うのはためらうという声も聞く。

ねもり農園ではサニーレタスやロロレタスなどのサラダ野菜がそろそろ終わりで、葉物はキャベツのみ。

小松菜などは周年栽培を心掛けているが、失敗もあって最近切らしてしまった(>_<)

これから夏の間1週間程度の間隔で種まきを続けるために、まずは場所の確保から。

玉ねぎの収穫を終えたので、向こう側からビニールマルチを折りたたんで半分まで片付け。レタスがまだ残っているのでその手前迄。このビニールは、環境問題を考えると秋からもう一年使いたい。

IMG_0593.jpg

生まれた空間に、ネットトンネルを作るための支柱を立て、元肥に発酵鶏糞を入れて、小松菜、東京べか菜、べんり菜を3列で種まき。上の写真の反対側から見ると、手前が種まきしたところ。今日は3mだけまいて、また来週、再来週と続ける。

IMG_0592.jpg

本来なら緑肥などをまいて一旦土作りをしたいところだが、場所の余裕がないので次々と自転車操業・・

 

すぐ左隣は収穫中のじゃが芋畑で、昨日掘ったお芋は結構良く育っている。洗って芝生で乾かしているところ。

DSCF4604.jpg

第一圃場に残しておいた緑肥のえん麦は、茎が枯れてきたので種取り。

大きなカゴに一杯採れて、これでまた秋に種まきできる。さて場所はどこにするか・・

DSCF4611.jpg

 

畑の様子6月10日

最近田んぼが忙しいが、合間を縫って畑作業も。梅雨に入ってから草の伸びが激しくて、ちょっと負け気味。

先週、空豆、スナックエンドウ、実エンドウが終わった後を片付けて、赤い彗星号で耕耘。スッキリ!

IMG_0562.jpg

予定では左の方に落花生を一列、右の方は葉物のネットトンネルを作る。まずは落花生の畝立てから

IMG_0569.jpg

昨日と今日で完成したので、一雨(明日?)来たら去年好評だった「おおまさり」を蒔く予定。

 

すでに先週末に大雨が降ってしまったが、遅ればせながらトマトの雨除けビニールを貼った。手前のは去年のものを再使用、奥のは去年の台風で穴が開いたので新品。8月末まで台風が近づかないことを祈る。

DSCF4571.jpg

中のトマトは一番花から実がつき始めた。Roseトマトに比べて桃太郎は実付きが早く確実。さすが国産の改良種は違う。

DSCF4574.jpg

露地のミニトマトも多数の実をつけ始めた。色づくのは7月になってからか。

DSCF4575.jpg

ナスは花が咲き始めたが、今のところ実は見当たらない

DSCF4589.jpg

ネットの中のキャベツは収穫期を迎えた。しかしよく見ると青虫がチラホラ・・ヨトウムシらしき食害も。

完全には虫を防げないが、それでもネットを使うと葉物の見映えが格段に良くなる。今年の葉物はしっかりネットを使おう。

DSCF4581.jpg

ついでに季節の花をひとつ。

DSCF4600.jpg

 

さつまいも

明日からは田んぼで忙しくなるので、今日の内にさつまいもの植え付けをしなくては。

品種は、昨年と同じ紅はるかと安納芋を植えることにした。

19日に牛糞堆肥を入れて耕耘機で耕して置いた場所。昨日もかなり雨が降って土が湿っているので植え付けには最適。

朝からまずクワで出来るだけ高く畝立て。幅は約1m。

IMG_0525.jpg

次に上から押さえて台形に整える。

IMG_0529.jpg

例年はこのまま植え付けるが、今年はマルチをするかどうか、この時点でまだ迷っていた。草がはびこることを考えるとマルチをすると楽になる・・・環境のためにはできるだけビニールは使いたくない・・・剪定屑マルチは量が足りない。

で、畑の面積が増える予定も考えて、結局ビニールマルチを使うことに決心。その代わり、丁寧に使って来年も再使用するように努力しよう。

早速黒ビニールを買いに走り、端から張って行く。幅95cmのビニールで丁度良い。

IMG_0530.jpg

午前中にマルチを張り終わり、午後からは苗の植え付け。

マルチに棒を差し込んで穴を開け、紅はるか40本、安納芋46本を株間30cmで植えていった。

IMG_0532.jpg

1時間ちょっとで植え付け完了。

ホッとして少し収穫などをしていたら、突然の通り雨。神様が水やりをしてくれたのかな?

タイミングが良かったというか、何とも運に恵まれた植え付けだった。良い芋が採れるに違いない。。。

堆肥マルチ、ネギの種まき

気温が上がってきて、雨が降ると草がどっと出そうなので、ナスとピーマンの草対策に堆肥マルチをした。

昨年の11月30日に植木の剪定屑、もみ殻、米ぬかを畑の隅に積み込んだ。翌日には70℃近くまで温度が上がり、一応醗酵(堆肥化)は進んだ様子。その発熱で、古いブルーシートがぼろぼろになってしまっていた。

IMG_0517.jpg

一方、下は先週定植した真黒茄子。晴れが続いて、土はカラカラ。でも幸いまだ草は生えていない。

IMG_0516.jpg

まずはナスの畝全体に堆肥を被せ、地面に日が当たらないようにしていく。これにより草が生えにくくなり、水分の蒸発が押さえられ、また、なにがしかの肥料分の補充にもなる。

IMG_0520.jpg

これでも少し草は生えてくるが、抜いて堆肥の上に積むことで、遮光層が厚くなっていく。

ピーマンにも同じように堆肥マルチ。

IMG_0518.jpg

この2列で、剪定屑堆肥の7割を使った。残りは里芋かさつま芋のために残しておく。

 

次に、ネギの種まきが遅れているので蒔こうと思ったが、モグラの被害が多い畑なのでちょっとアイデアを試してみることに。

まず、プラスチックのカゴを2個土に埋めた(写真は1個埋めたところ)。このカゴの中に種を蒔けばモグラの直接の害は防げるのではないか?? ただ、カゴの穴からモグラが通り抜けてくるかも知れないので2日間ほど様子を見たが、カゴの下まで来ただけで、幸い穴は抜けなかった様子。

IMG_0514.jpg

うまく行きそうなので、左のカゴには九条太ネギ、右には薬味用の葉ネギを蒔き、水をたっぷり掛けて不織布で何重にも覆って乾燥防止した。 カゴよりもう少し目の細かいザルなどでやったら更に良いかも知れない。

IMG_0524.jpg

キャベツやブロッコリーを定植するときなどでも、この方法が応用できるかも知れない・・

実験の結果がどう出るか、期待が大きい。