味噌の仕込み -2020/1/31-

あしがら農の会の大豆の会で毎年この時期に行っている味噌の仕込みだが、今年はコロナの緊急事態宣言下での開催となり、密を避けるための工夫を凝らしての開催となった。

朝の5時からかまどに火を入れて大豆を煮てくれた人がおり、10時過ぎには150キロ近い大豆が煮上がった。左が大釜、右が中釜。
今年は大豆が豊作で、また質も良かった。

各人に大豆を分けて、それぞれが離れて足で踏んで潰す。
熱いので、やけどをしないよう厚手の靴下を履いている。
冬場なので、煮大豆の熱さが気持ちよい。

潰れたら、先週仕込んで一週間掛けて醗酵させ、直前に塩切りした米麹と混ぜる。
よく混ぜたら、硬くにぎって団子にして、容器に詰めていく。

団子を一段積む毎に塩を振るが、最後に一番上に多めの塩で塩蓋をして完了。

米麹と大豆の比率を変えたり、塩の量を加減したり、同じように仕込んでも一年後の味がみんな違うのが面白い。

今年は味比べも出来なかったが、来年の今ごろはさすがにもう平常に戻っているだろうか。

冬場の仕事 -2021/1/17-

葉物や根菜の収穫はあるものの、今の時期はやることが少し少ない。

このところのメインの仕事は、去年生えた畑の雑木、剪定したみかんの枝、夏野菜の残渣の片付けなど。
太い木や種がついた草などは燃やしてしまうのが一番手っ取り早い。
今日は今年3回目のたき火。
雑木をノコギリで切るのも大変だが、燃やすのも時間がかかる。

春に向けた仕事では、えんどう豆類にやっと笹の支柱を立てた。
年末年始の寒さで少しダメージはあったが、何とか持ちこたえてくれそう。
去年はスナックエンドウと実エンドウだったが、今年は絹さやと実エンドウ。お遊びでツタンカーメンも少し。

そら豆は適度な大きさなので防寒せずに冬越ししているが、寒い朝に少ししおれるくらいで頑張っている。
もうそろそろアブラムシが出てきておかしくない時期なので、時々見回って、発生したら牛乳で退治する。

今年は豆類をたくさん植えたが、またコロナ第3波が猛威をふるっているので販売ができるかどうか?春までに収まればいいが。。

ミカンの収穫 -2020/12/18-

年の瀬も迫り気温が急降下。ここ3日ぐらい最低気温がマイナスの日が続いている。
ミカンも霜焼けすると見た目が汚くなるので、早く収穫してしまいたい。
今年成り年の木は4本程度なので大した数では無いが、比較的豊作の様なので結構時間がかかる。

毎日少しずつ収穫してきて、やっと1本終了。
剪定もしてやらないと、枝が混みすぎている。

残りの木も年内収穫が目標だが、ぎりぎり出来るかどうか。
出来るだけ頑張って収穫し、お礼肥、枝の剪定とやることは多い。

レタス、玉ねぎの定植 -2020/11/30-

急に寒くなってきて今朝は畑の一部に霜が降りていた。

日中は日が出て暖かくなったので、まだ小さめのレタス類の苗を植えてしまうことにした。サニーレタス、ロメインレタス、玉レタス、グリーンリーフなど200穴トレイで育てていた苗の定植残りを植えた。

最近特にイノシシが畑を踏み荒らすので、ダンポールで囲ってみた。気休めだが、少しは警戒して入らなければいいなと。
とりあえず露地で様子を見て、気温が低すぎて育たないようならビニールトンネルを掛ける作戦で行く。

午後には玉ねぎの定植の続きを少し。
右側の畝は極早生と早生で一杯になったので今日は2本めの畝に移り、直播きの極早生と、セルトレイの中生赤玉ねぎの一部を定植。

黒マルチは場所決めのために置いてあるだけで、植えたら次の場所に移す。植え終わったところは剪定屑チップで被覆して草抑えにする。

玉ねぎの畝も最近イノシシに踏み荒らされている。いよいよ電柵をやるしか無いかも。

剪定屑堆肥の積み込み -2020/11/22-

年末ももう近づいてきて庭木の剪定をしたので、剪定屑がたくさん出た。セメント袋に25袋程度。
毎年今ごろの仕事で、これを畑の隅に積んで堆肥を作る。

直径1m程度に剪定屑を置き、米ぬかを上から撒いて水を掛け、長靴で踏み込む。踏むと高さはぐっと低くなる。

またその上に剪定屑を積み、米ぬかと水を掛けて踏み込む。
これを数回繰り返すと、高さ1m位の山になり、もう上に乗れなくなる。
全部積み終わったら、イノシシよけに枯れ木を集めて被せておく。
米ぬかの臭いに惹かれてひっくり返されないように。

これで積み込み作業は完了。

一日経って23日の昼頃に近くに行くと、米ぬかが発酵したいい香りが漂っている。幸いイノシシにはかき回されていない。
中に手を入れてみるともう温かくなっていた。
何とかうまく行きそう。

ゴマ栽培の結果 -2020/11/2-

5月20日に塚原の畑にごんべえで播種した金ゴマ(トーホク)。
間引いて約15cm間隔で200本程度を育てた。

9月初め、下葉が枯れてきた頃に根元から刈り取り、20本ずつ束ねて物置の中に立てかけたまま乾燥を待った。風通しが悪いのでカビが生えそうになったが、何度か外に出して陽に当てることで乗り切った。

10月初めからゴマの束を逆さまにして軽くたたきながら種を取り出す作業を3回ほど繰り返して、できるだけ取り残しが無いようにした。
ふるいをかけて大きなゴミを除いた時点で、粗収量はちょうど2kg。

あしがら農の会の唐箕で軽いゴミを飛ばして除き、残ったゴマが1.7kg。

これを水に漬けて、浮く物はゴミとして取り除いた。この写真は浮いた方で、色が黒っぽいものがほとんど浮いた。

水に沈んだ方を最終のゴマとして、ざるに広げて2日程度陽に当てて乾燥。鳥に食べられるので、室内の窓際において乾かした。

3回に分けて洗って、得られた洗いゴマは1.3kg。

10年ほど前に作った時はもっと採れたような気がするが、測っていなかったので正確にはわからない。前回は唐箕が身近に無かったので精製に苦労したが、道具があると楽に出来る。

早速少量を炒って見たが、やはり炒りたてのゴマは香りが強くて美味しい。

大根の様子 -2020/10/25-

田んぼで台風を避けながら稲刈り、脱穀、籾摺りをしたりしているうちに、3週間もブログの更新をサボってしまった。

その間、秋冬の葉物や根菜の種まきは一応続けてきたが、大根の様子を少し。

9月4日に播いた第一弾の耐病総太り。芯食い虫にやられてほぼ全滅かと思ったが、半数以上は何とか生き延び、もう虫の勢いも収まった。太さが5cm程度になり、あと一歩でやっと収穫期になりそう。


右側が9月20日播きの第二弾耐病総太り大根と、右端に赤い大根。赤は発芽が極めて悪かった。左側3列はかぶの第二弾。
この耐病総太りは間引き葉大根を採る時期になった。


9月28日播種の第三弾は右端が赤でほとんど発芽せず。左側3列が耐病総太り(タキイとアタリヤ)。赤は種が駄目だったようだ。


しつこく大根を播き続け、10月15日播種の第四弾、秋から冬大根へと代わるところで、秋祭(右)と冬みねセブン(左)を二列ずつ。
播種から10日経って、元気な双葉が出ている。


もう終わりかと思ったら、これでもかと第五弾、冬みねセブンの残り種があったので10月19日に2列播種。これは発芽したばかり。
半分は今年最後のかぶを播く。

左の通路部分にはアフリカンマリーゴールドが花盛り。来年の緑肥用に種取りをしているが、蜜蜂が結構来てくれている。蜂寄せにもよさそう。

稲刈り -2020/10/4-

あしがら農の会の欠ノ上田んぼでは、昨日と今日の二日がかりで稲刈りをした。全部で約3反半15枚の棚田を手刈りとバインダーで刈る。
今年はコロナの問題があるので会員のみで実施、体験参加は募集しなかったので人数は少なかったが、天気も良く慣れた人ばかりなので順調だった。

刈り取り後はざ掛けして干してあり、次の週末に脱穀する予定。
それまでの一週間、晴れてくれると良いが、雨で乾かなかったりすると延期なんてことも。
例年今頃は台風が発生してはらはらするが、今年は今のところ無し。
こんなことは珍しい。

かぶ、玉ねぎの種まき -2020/9/20-

いつの間にか9月も下旬に入り、雨が多くて涼しくなってきた。

今日は曇の時間を選んで、畑でかぶと大根第二弾を種まきした。

かぶは金町小かぶ、すみれかぶ、味こがね、スワンの4種。
ごんべえで10mほど播いた。少し遅らせて第二弾を播く予定。
手前のトンネルは先日播いた葉物類で、双葉が出揃ったところ。

大根は別の畑で、耐病総太り、紅あま、北京紅芯大根の3種を手播き。これらは第二弾になる。(雨が降り始めて写真は撮らなかった)


玉ねぎの極早生と早生の種まきは終わっており、今日は雨の時間に自宅で中晩生を播いた。ナント種苗のノンクーラー。去年も作って出来はもう一歩だったので、再挑戦になる。
5mL一袋で、200穴と288穴あわせて3枚播き、まだ少し残った。これは苗床に直播きする。

赤玉ねぎの種まきがまだ残っているが、今日はもう続かないのでまた次回に。

葉物の種まき -2020/9/16-

諏訪の原に播種した葉物第一弾がなぜか不調なので、塚原の玉ねぎ予定地に、しばらく間借りして葉物を作ることにした。

発酵鶏糞を入れてレーキで均し、小松菜、水菜、ベか菜をごんべえで各一列播いた。ごんべえの調子がイマイチで、種がかなり多めに播かれてしまった。その後ネットトンネルを掛けて終了。

夏野菜が終わりつつあるのでそろそろ葉物が欲しいが、第一弾の失敗は痛い。

左の方の空いた場所に、中葉春菊とソロモンほうれん草も播種。土が湿っているのでごんべえで播くのにはぎりぎりの条件だった。


諏訪の原の畑では、大根第二弾、カブ、白菜などの準備で、そばかすを撒いて耕耘した。長い畝一本とちょっと。

小田原市と南足柄市で有機農業をしています