GWに向けて畑の準備 -2020/4/25-

ゴールデンウイークは今年はstay home週間だと言われているが、農業者の場合、この季節はstay farm週間にならざるを得ない。

今日は田んぼの苗代でお米の種まきをしたあと、畑の準備をボチボチと。夏野菜の苗はナス、トマト、ピーマンなど育ちつつあるので、タイミングを合わせて畑を準備しないといけない。

まずは諏訪の原の畑。里芋の残りを全部掘り上げたり、伸びた草を刈り取ったりと昨日までに準備しておいて、今日はトラクターで耕耘。
一部まだ収穫中の作物があるのでよけながらくねくねと・・

作物の残渣や草などが多いところは綺麗にすき込めていないが、少し間をおいて、もう一度耕耘機で耕すことになるかも知れない。
この畑には、今年はトマト類約60本、かぼちゃ、ズッキーニ、ネギ、インゲンなどのほか、一部には緑肥としてアフリカンマリーゴールドを植える。

そのあと塚原の畑に移動して、刈払機で作物の残渣を刈ってから、耕耘機で耕耘。

こんな感じで4か所を耕した。この畑は去年から獣害がひどくなって、芋類全般が作れない。また、今日隣の農家に聞いたら、芋類の他にかぼちゃも全部食べられ、えんどう豆もかじられたとのこと。イノシシ以外に、狸やハクビシンも来ているらしい。
当面は、レタス他の葉物類、ネギ、きゅうり、オクラ、ナス、ピーマンなど、甘みの少ないものを植えてみようと思う。

これまで借りていた平地の畑が宅地化されることになり、今現在山の畑2か所だけになった。人気の落花生や子供たちが楽しみにしているさつま芋は獣害で作れないので、どうするか悩ましい。
維持が面倒だけれども一部に電気柵を使うか、平地にもう一か所探して借りるか。はたまた落花生もさつま芋もあきらめて断捨離するか。。。

畑の様子 -2020/4/21-

毎年今頃は春の端境期で野菜が無くなって苦戦している。今年は温暖化の影響か豆類の収穫時期が早まって、ひょっとすると切れ目無しに野菜がつながるかも知れない。

いま旬を迎えているのは極早生の玉ねぎと、そろそろ早生の玉ねぎも。

これは極早生。直径約7cmになって、一部が倒れ始めた。

別の畑ではもうすぐそら豆が採れそう。生育状態は中くらいで、茎葉の生長がもう一歩だった。小さめだが来週辺りから何とか採れそう。

うすいエンドウも、鞘が多数ぶら下がり、ちょっと膨らみ始めた。今年は生育も良くて期待できる。これも来週から採れ始めるか。

スナックエンドウもかなり収量が増えてきたが、うすいエンドウの隣の畝に植えたのが間違いで、一部交配したらしく鞘が筋だらけで食べられないものが出てしまった。見た目でなんとなくわかるので、収穫の時には捨てなくてはならない。
逆の交配もあるかも知れないが、どんな実ができるのだろうか。

花盛りになったのはブルーベリー。収穫は6月頃だろうか。気候変動で前後にずれるのかどうかよくわからない。このあたりはラビットアイ系で、奥の方にサザンハイブッシュ系。

これらの他、フキ、タラの芽がいま正に旬。
葉物は、ほうれん草が終わったところで小松菜にバトンタッチし、来週辺りから春蒔き山東菜につながりそう。春菊も、花が咲き始めたが脇芽がまだ収穫出来ている。次々と手を打たないと途切れるので、先を読んで準備しないといけない。次はチンゲンサイでも播くかな。

6月になると春大根、かぶ、玉ねぎ、じゃが芋、レタス類、キャベツ、ブロッコリー、きゅうりなど品数が豊富になるが、そこまでいかにつなぐかが工夫のしどころ。

じゃが芋の土寄せ -2020/4/11-

諏訪の原の畑に2月24日に植え付けて、3月21日に発芽し始めたじゃが芋が、高さ10cmを超えるくらいに育ってきた。
そろそろ一回目の土寄せの時期になった。

クワで両側から軽く土寄せ。土が軟らかいので1時間ほどで完了した。ごく一部だが、発芽したばかりの株や、まだ芽が土の中にある株もあった。

次回は2,3週後にメインの土寄せになる。

菜花など片付け -2020/3/30-

暖冬で野菜が早め早めに伸びていたが、ここに来て寒い日が多く、ほぼ平年並みになってきた感じがする。巷では今ソメイヨシノが満開。コロナで花見は出来ないけれど。

菜花もすっかり花盛りになってしまい、収穫は終了した。

今年初めて刈払機を持ち出し、菜花を刻んでいく。太い茎は直径5cmくらいあり硬かったが、何とか細かく刻んだ。

数日おいて少し柔らかくなったところで、耕耘機ですき込んで緑肥にする。この辺りはピーマンやナスなどを5月に植える予定。

すぐ横の畝でも、ビタミン菜などの葉物が花盛りになったので刈り払った。

ここも数日したら耕耘機ですき込む。さて、ここは何を植えるかまだ考えていなかった。ズッキーニかかぼちゃか。
イノシシ大丈夫だろうか。。


塚原の畑の片隅に、今年もふるさとの花が咲いた。懐かしくてかわいくて、一番好きな花。毎年この季節を楽しみにしている。

じゃが芋発芽 -2020/3/21-

2月24日に種芋を植えてからほぼ1ヶ月、諏訪の原の畑で最初の2株が芽を出した。3種類植えたうちの1種類のみ。
発芽が揃うのは、やはり4月に入ってからだろう。

6月ごろには、また子供達が来て芋掘りを楽しんで貰えるよう、大きく育って欲しい。目標は1株で1kg以上!


いま収穫中のほうれん草。今回はよく育ってくれた。
その右側に、12月29日に播いた小松菜。発芽も揃わなかったし、駄目かなと思っていたが、急に元気になってきた。この作型は初めてだが、端境期対策には良いかも知れない。すぐに塔立ちしなければ良いが。。
更にその右側には、小松菜と同時に京水菜を播いたが、発芽がまばらで、しかも出るところには密集するという具合。失敗だった

玉ねぎはほぼ順調に育っていて、極早生はあと一週間ぐらいで採り始められそう。極早生>早生>中生とはっきり大きさに差があって、品種の差ってすごいなと思う。
ただ、極早生でも成長に大きなばらつきがあるのは要改善点。肥料が少なめだからだろうか。

キャベツ、ブロッコリー定植 -2020/3/18-

昨日は寒くて遅霜が降りたが、今日は一転して暖かい。この後は今のところ低温の予報は無いので、2月15日に播種して自宅の電熱温床で育てていた、キャベツとブロッコリーの苗を定植することにした。

場所は、一昨日、元肥として鶏糞、健やかファーム、米ぬかを入れて耕耘・畝立てしておいた塚原の畑。本来は少なくとも一週間おくべき所だが、まだ温度はそれ程高くないので知らんふりして植えてしまう。ちょうど春めきが向こうに咲いている。

ネットトンネルの中に極早生キャベツ(アーリーボール)。宅配用だと小さめの方が喜ばれるので、株間30cmで植えてみる。まだ本場3枚の若い苗。元気よく畑に根を下ろしてくれるだろう。

キャベツの隣にはブロッコリー(緑積)の若苗を一列。こちらは株間40cm。ブロッコリーはモンシロチョウがついても大きな被害は出ないので、ネットは無しで行く。

2年前だったか、この時期に定植したブロッコリーが、直後に来た遅霜で全滅したことがあった。今年はもう大丈夫だろうか。

今日は、このほかにトマト類と葉ネギの種まき(温床)、金町小かぶ、山東菜、紫コールラビを直播きした。春の端境期からの脱出準備が忙しい。

そら豆のアブラムシ退治(2) -2020/3/13-

1月にアブラムシが発生したので、牛乳をスプレーしたところほぼいなくなった。それ以後時々観察してもほとんど付かなかったが、最近になって急に増えてきた。

今日は晴れたので、ちょうど2ヶ月ぶりに牛乳をスプレーした。
前回と違ったのは、テントウムシの幼虫も何匹か居たこと。
テントウムシはアブラムシを食べるので、アブラムシを牛乳で全滅させるとテントウムシまで死んでしまう。
今回は、アブラムシが群れているところだけを退治して、少しはテントウムシのために残す様な気持ちでスプレーした。

もうそら豆は花盛りで、ひょっとすると3月中に実をつけるのだろうか。

じゃが芋部会 -2020/3/1-

あしがら農の会の活動の一つで、「畑の会」の中に「じゃが芋部会」がある。毎年大勢集まってじゃが芋を植えるが、今日は今年の植え付けの日。

小田原市久野の舟原地区に、江戸時代に作られた田んぼ用のため池がある。その横の畑を昨年末に借りて、じゃが芋部会としてはこの場所で初めての植え付けとなった。
総勢15人程度だろうか。畝の長さ10mの人と20mの人。それぞれ自分の希望する長さで植える。私は毎年20m。中には20mを2本植える人もいる。芋の品種は各自が好きなものを自分で持ってくる。

いつも通り耕耘機で溝を掘り、クワでさらに深くしたあと、米ぬかを溝施肥して植え付け。
この畑ではレッドムーン、はるか、ノーザンルビーの3種を植えた。

この辺りはイノシシやシカが出没するようなので、無事に収穫まで行くかどうかわからないが、この畑が耕作放棄地になってしまわないようにみんなで力を合わせて頑張る。

春大根とごぼうの種まき -2020/2/29-

昨日に引き続いて今日も種まき。

まずは大根。例年アタリヤの「春ゆたか」を育てて気に入っているが、中身はサカタの「天宝」。先日ホームセンターで種を見ていたら、天宝の超徳用袋10mL入りというのを見つけた。春ゆたかの徳用袋6mLではぎりぎりなので、即購入。

昨日畝立てしておいた所に、まず一列だけ播いた。30cm間隔で2粒ずつの手播き。3月中旬にもう一列播く。

また、別の畝に毎年自家採種している大浦太ごぼうの種を播く。種を包んでいるトゲトゲの殻をざっと取り除いて、ごんべえで播く。4mm穴のベルトでは種が上がってこないので、5mmに代えたらまあまあうまく行った。念のため二列播いておいたが、芽が出たら30cm程度の間隔に間引けばよい。

ゴボウは掘るのが大変なのであまり作りたくないが、大浦太ごぼうは評判がよいので、今年は半列だけ作ることにした。奥半分はレタスか何か、まだ未定。


なかなかうまく出来ないほうれん草。葉色が良くないので2月15日に鶏糞と木灰を追肥しておいたが、どうやらいい感じに育ってきた。もう一息で収穫サイズになりそう。

葉物、かぶ、人参の種まき -2020/2/28-

3月の中旬になると色々な種まきが始まるが、今年は暖かいので早めにずらしてみる。

塚原の畑。2月8日に耕耘し、2月10日にそばかすを撒いて再度耕耘しておいた場所。
種まきのために、今朝元肥として鶏糞とかき殻石灰を撒いて、もう一度耕耘した。

畝4本分に元肥を撒いたところ。このあと耕耘機で耕耘

右端の畝に、ごんべえを使って葉物とかぶを播種。
あずま金町かぶ、京水菜、丸葉小松菜、改良日本ほうれん草の4種

一つ置いて3本目の畝をクワで高さ15cm程度に畝立てし、人参を2種類播いた。いずれも代表的な春蒔き人参で、US春蒔五寸人参と向陽二号。人参は、高畝にしてやや水不足気味で育てる方が甘くなるらしい。砂地では無いので効果は少ないかも知れないが、今回はやや高畝でやってみる。

種まきが終わった16時頃、カラスが一羽やってきて畑をつつき始めた。水を撒くとつつかなくなるので、ジョウロで播種した列全部に水やりをして終了。

小田原市と南足柄市で有機農業をしています