緑肥の鋤込み〜第2圃場〜

第一圃場に続き、こちらのえん麦も穂が出始めたのでそろそろ鋤込み時期。三角形の区画に3列に植え、間にはマメ科のクリムソンクローバ。

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第一圃場ほど量が多くないので、植木バサミを使って手で刈り取ることに。刈払い機を使うより細かく切り刻みやすい。

穂先から10cmくらいずつ根元に向かって切っていく。

右側のじゃが芋や、左側のカブ、小松菜などは風通しが良くなってすっきりした感じ。。

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午前中3時間かかって刈り取り完了。

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さて、これを土の中に鋤込まなくては・・

耕運機でやるかクワでやるか迷ったが、クワでやることに。クローバを残してもう少し生長させたかったので、狭いところをやるには機械ではちょっと難しい。

ヨイショ、ヨイショと端から起こして出来るだけ緑肥を土に埋め込むようにして、こんな感じになりました。

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明日にでも米ぬかを撒いて、2ヶ月ほど良く分解させれば少し土も良くなると期待。でも、これだけ掘り返したのにミミズが一匹も出てこなかった・・・ やはりこの畑は有機物がかなり少なそうで、このままではまだ肥料分が足りなさそう。 もう一工夫必要ですね。

 

今日クリムソンクローバを鋤込まなかったのは・・・・ もう少しで待望の花が咲きそうだったから。

真っ赤になるのが楽しみです。

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梅雨の準備

例年より早く今週から梅雨入りとか・・

慌てて準備をしなくては。

トマトの雨よけに、玉ねぎの収穫に、種まきと、出来る限りの草取りと・・・

例年ならじゃが芋の収穫もあるが、今年は生育が遅れているのと梅雨入りが早いので間に合わない。またいずれ。

 

まずはトマトの雨よけから。先に立てた支柱に、幅2.3m、長さ8m、厚さ0.1mmのビニールを貼り、風で飛ばされないようクリップで留める。約1時間で一人でも何とか貼れました。

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正面から見るとこんな感じ。ちょっとシワがあるが、まあまあの出来かな。これでトマトは大丈夫。

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次に玉ねぎの収穫。いつもは全部取って日干しして乾かし、数個ずつ束ねてつるして保存。でも今年は小さいものが多いので、玉だけを切ってコンテナで保存することに。

今日は時間が許す範囲で100個程度抜き取って2時間程乾かし、茎と根を切り取ってコンテナに。下は乾燥中の様子。

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ほうれん草がダメとわかって、小松菜、チンゲンサイ、べんり菜、小かぶなどを雨期待で種まき。

家庭菜園なら適当にやればよいが、出荷を切らさないようにとなると、毎週一回くらい種まきのリレーをしないといけないと痛感。葉物の旬は一週間程度しかないので、次々とタネを蒔かないと。失敗に備える分も。 これからがんばろう・・・

 

最後に草取り。あちこち少しずつ草を取っていたが、夕方近くになって第2圃場の緑肥(ソルゴー)の間の草取り。

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梅雨に入ると急に伸びるので、株間を一列クワで除草し、写真を撮ったあと更に一列除草して日が暮れました。19時。

 

里芋が一部発芽してきて、小さな葉を広げています。しばらくずっと晴れた日が続いているのに、なぜか葉の上に水滴が。カエルのオシッコ? いえ、所々の葉にもあるので、里芋が自分で葉から水分を出しているんじゃないかな。不思議・・

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トマト雨よけその2設置、緑肥の鋤込み、枝豆の種まき

今日は援軍を得て、懸案の作業を一気に片付け。

まずは材料だけ買ってあったトマトの雨よけ支柱の設置。以前立てた緑色の雨よけ支柱は間口1.4m、長さ約8m。今回立てる物は間口2.2m、長さ8m。大きいので一人では立てるのが難しく、やっと設置できた。銀色のが今日立てた物で、奥に見える緑色のが4月に立てた物。両方合わせて大玉トマトが30株、ミニトマトが8株、中玉トマトが1株収用できた。あとは梅雨の前に上半分にビニールを貼るだけ。

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正面から見ると。。中に2列のトマトが並んでいます。右の列がミニトマト、左の列が大玉トマト。

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よく見るとミニトマトはすでに実をつけ始めている。まだ一月以上早すぎる気がするが・・

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約2時間でトマト雨よけは設置完了して、次に昼を挟んで緑肥の刈り取りと鋤込み作業。まずえん麦とクリムソンクローバを刈払い機で出来るだけ細かくカット。端の2列は種取り用に残して。

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次に赤い彗星号を持ち出して鋤込み。えん麦の量が多いので耕運機の刃に詰まって何度も途中で止めて手でとって。。同じ場所を3〜4回繰り返し耕耘してとりあえず終了。7月頃まではこのまま分解させるため何も植えないので、その間にまた耕耘しましょう。

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最後に第2圃場に移って夏用の枝豆の種まき。まずは草だらけの場所をクワで耕して草を取り、虫除けネット用の支柱を立てて種まきの場所を作り、条間20cm、株間20cmで2粒ずつ種まき。

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最後にサンサンネットで覆って今日の作業は終了。今日はnine to fiveでした。

さつま芋の植え付けと、じゃが芋の土寄せ

今年のさつま芋は、粘質系で甘い「紅はるか」と、同じく粘質系で甘い「安納芋」。紫芋を植えたかったが苗が店にちょうど無かったので似た系統2種類になってしまった。

さつま芋は乾燥気味が良いのでやや高畝に作って、そこに溝を掘って寝かせて植えます。節から根が出て、それが太って芋になるので、出来るだけ長く埋めてしまう。

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30cm間隔で紅はるかが50本、安納芋を33本植えたところで26mの畝がいっぱいに。計算が合わないけど、何カ所かで間隔を間違ったかな。余った数本は別の空いたところに定植。

5月19日の夕方から雨が降るというのでその前に植えて、次の写真は21日の様子。活着した物は頭を持ち上げている。

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こうなれば一安心。雨狙いは成功です。

 

同じ第2圃場で、じゃが芋に追肥をしてから2週間強経ったので、2度目の土寄せをすることに。3列ともぐっと生長したが、右端のキタアカリがちょっと元気が足りないかな・・

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草取りも兼ねて、畝間の土をクワで寄せていきます。長さ27mの畝3列を両側から土寄せするので、27mx6=162m。休み休みやらないと結構腰にきます。所要時間は丁度1時間半。

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そろそろ畝の間の通路が葉で埋まって通れなくなっても良い時期だが、やはり生長がやや遅いか。梅雨入り前の芋掘りイベント開催はきついかも知れない・・・この土寄せでぐっと伸びるのを期待!

上の写真中央の赤い花を咲かせているのはレッドムーン。皮が赤く中味が黄色い品種。下はドラゴンレッド。皮も中味も赤い品種。この花の形を見ると、ああじゃが芋もナス科だなあと実感します。

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トマト開花

一週間強ほど旅に出ていて畑の世話が出来なかったが、とりあえずの用事は済んで今日から復帰。あちこち見て回ると、雨と気温の上昇で一気に草が生長。。。たった一週間なのに。恐ろしや・・・

嬉しい状況としては、大玉トマトの一番花が開花。一段で5〜6個の花が咲くが、今は1〜3個。ここまでは上出来です。これから草丈が急速に伸びながら2番花、3番花とついて行きます。全体の生長と、結実との栄養バランスの取り方が、トマト栽培では難しいところ。何年やっても満足行く結果にはなりません。

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玉ねぎはこの一週間で急に大きくなり、赤玉葱はあと一歩。もう一回り大きくなるのを待ちましょう。一週間位かな。

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黄玉葱は一週間で草の中に埋もれる・・すごい草の伸びかたです。

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しかたなく手で草取りしていたところ、プロ農家の知人が通りかかり、「あ〜、そりゃもうだめだね」とバッサリ。葉が黄色っぽくなっているので、もうこのままで玉も大きくならないだろうと。。。玉ねぎは余り失敗しないのに。。

考えられる原因は2月、3月頃に強い寒波が続き、霜柱が立つたびに苗が根ごと浮き上がって倒されたこと。直ぐになおせたときは良いが、一週間ほど出かけていてなおせなかったことも。。

700本ほどあって諦めるにはあまりにも残念なので、最後まで見届けようと日没に追われながら頑張って草取り。

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やっぱり葉の黄色いのが目立つかな。。。ダメかも知れないけど、あと一週間か十日様子を見ましょう。

 

次の写真は、初めて作ってみたイタリア野菜。Misticanza di Radicchi.   日本語ではリーフチコリと言うらしい。 支柱の付け根で黄色い花をつけているのがトマト。その向こう側の大きな葉は小松菜、手前側の黄緑色のがそれ。

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12種類のリーフチコリがミックスされていると言うが、見た目2〜3種っていう感じ。もうこのくらいの大きさが食べ頃で、ちょっとつまんで食べてみたところ、少し苦みがあるが柔らかい葉です。サラダ菜やサニーレタスに混ぜると、良いアクセントになりそうです。

 

今日の最後は緑肥の状況。 背の高いえん麦はもうそろそろ刈り倒す時期で、左端の方では穂がでて実が見えます。下を覆っているクリムソンクローバは赤いきれいな花を待っているのに、まだ咲いてくれません。  刈るべきか、もう少し刈らざるべきか。。。。それが問題だ

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ナス、ピーマン、パプリカ、きゅうり、ネギと定植しまくり

ゴールデンウイークもいよいよ終わり。雨も少しあったがまあまあ良い天気が続いて一通りの作業が出来た。

3月から育てていたナスの築陽。気温的にはぎりぎりだがとにかく定植することに。

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株間90cm、畝間1mで疎植。

わずか12本・・・でも、去年は1本から70個とれたから・・・・そんなに作って大丈夫かな??

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同じようにタネから育てていたあきのピーマン(右の列)とパプリカ(左の列)も株間50cmで定植。奥のそら豆がまだ居座っているので、半分はもう少しビニールトンネルの中で待機して貰うしかない。。

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ナスとピーマンの株間にはコンパニオンプランツとしてバジルがいいとか。香りが強くてナスの害虫のニジュウヤホシテントウが寄りつかないらしい。

セルトレイで育てたミックスバジル(12種類のバジルのミックス)。どれが一番効くかな。

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疎植した株間に一株ずつ定植。未だ小さいけど、20cmくらいの高さに育つそうです。サラダなどに入れても良いかも。。

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きゅうりは「聖護院節成きゅうり」という固定種。F1(1代交配種)じゃないので種を取れば来年も作れる。株間60cmで10本定植。例年だと1本から約20個収穫、まだまだ腕が未熟です。今年の目標は40個。。。ムリかな

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ネギは、葉ネギ(九条太ネギ)、長ネギ(一本太ネギ)、リーキ(ポロネギ)の3種類。200穴のトレーで種まきして育てたもの。

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もう少し大きく育ててから夏に定植するので、とりあえずは仮植え。今年は多分量が足りませんね。

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定植しまくってゴールデンウイークが終わりました。

ひたすら耕す

当初第2圃場は半分だけ使わせて貰うことになっていたが、今月から全面使えることになった。(第一圃場200m2+第2圃場約430m2=約630 m2)

新しく使い始める部分は慌てずにまず緑肥のソルゴーを植えて、土作りから始めよう。。。

結構な面積があるのでここは耕運機の出番ですね。

赤い彗星号を運び込む。約ひと月ぶりか。

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いつもの事ながら、作業開始前にまずは石ころ拾い。目につく大きめのものを拾う。

袋に半分でこれが今日一回目。二回目も同じくらい拾った。小石は、道路からの入り口の段差解消に役立つ。かなり溜まって出入りが楽になった。

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端から順にじっくり耕転。耕運機の幅は45cmで、その半分くらいオーバーラップさせながら往復するので、1往復で45cm横に進む。約1時間やって半分程度完了。ちょっと休憩。。

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休んでいると耕耘機の向こうに鳥さん(ムクドリ?)が数羽やって来て、耕したところの虫を探している。

ちょうど虫をくわえたところを激写。

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さらに1時間頑張って、メインの部分は終了。すっかりきれいになりました。このほぼ全体にソルゴーの種を蒔いてみよう。でも種まきも結構大変かも・・

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最後に入り口通路部分も耕転。ここは3月に続いて2度目。この通路にもかぼちゃとショウガを植えます。

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只管耕転の一日でした。ガソリン使用量は約1L。

キャベツに追肥とトマト第二陣植え付け

第2圃場のキャベツ、ブロッコリー、レタス類が植え付けから2週間。

畑の経過をたどると、まずは3月21日に牛糞堆肥を散布。

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黒っぽいのが牛糞堆肥。

その後キャベツ等を植えた場所は、一番右のやや多めに入れた部分。牛糞は、有機物を補給して土の性質を改善するために入れており、栄養分はあまり多くない。

 

4月17日にキャベツ、ブロッコリー、レタス、サニーレタス、サラダ菜の苗を定植し、無事全部活着。

生長し始めてきたので、窒素分を少量補給するため油かすを追肥。約500g/25m2

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ブロッコリー(左の列)とサラダ菜(右の列)

株元に少し黄色っぽく見えるのが油かす

 

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虫除けネットの中のキャベツとレタス

ネットを半分あけて追肥

 

 

その後第一圃場に移動して、トマトをさらに定植。

今年はトマトをたくさん作りたい。。。

先日植えた大玉トマト15株に加えて、今日も大玉トマトとミニトマトを定植。

写真左端の雨よけ用アーチの下に見えるのが先日の15株。

今日はさらに2列の支柱を立てて、左の列が大玉トマトのホーム桃太郎EX11と耐病竜福4の計15株。

右の列がミニトマトのキャロルパッション8株。先日同様に寝かせ植え。

この2列の上にも後日雨よけのアーチを設置予定。

こんなにたくさん作って大丈夫かな・・・ 例年の3倍くらいもある・・

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今年は元肥は入れずにスタートし、初期の木の暴れを防ぐ方針。花が咲いて実がつき始めたら追肥を考えましょう。。

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今日はこちらの畑にも例のお客さんが見物に。

最初は隣の田んぼにいたのがだんだん近づいてきて、畑との間の畦まで接近。結構警戒心が強いのでこれ以上は近づいてこない。時々大きな声で鳴いたり、羽をバタバタさせたりでアピールしまくり。存在感が絶大です。

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じゃが芋の追肥と土寄せ

じゃが芋が3列とも発芽した。畝は25m長で畝間隔72cm。株間は30cm。最も無駄なく畑を有効利用できる間隔。

下は4月28日に土寄せした写真。右の畝がキタアカリ、真ん中がレッドムーン、左はドラゴンレッド。レッドムーンは皮のみ赤色、ドラゴンレッドは皮と中味が赤色。見た目がバラエティに富んでいて面白い。

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今年初めて使う第2圃場で土の様子がわからないが、育ち具合が例年の第一圃場より遅い感じなので、急いで追肥することに。というのも、じゃが芋は3月に種芋を植えて6月前半の収穫開始までわずか3ヶ月で急速に育つため、施肥が遅れると大きな痛手になりかねない。

速効性の肥料が欲しいが有機農法でやるため化成肥料をと言うわけにはいかず、今回は急遽発酵鶏糞と米ぬかで行くことに。

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じゃが芋の栽培面積50m2に対し、鶏糞20kgと米ぬか約10kgを調達。

鶏糞は主に窒素とカリ、米ぬかは窒素、リン酸、カリ肥料。

米ぬかは生で使うとピシウム(Pythium)という菌の繁殖を招く危険があるが、まだ気温がそれほど高くないため思い切って使うことに決断。

畝間に鶏糞と米ぬかを撒いていきます。黒いつぶつぶが発酵鶏糞、白いのが米ぬか。じゃが芋に近づかないように。。

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混ぜるときもじゃが芋の根に余り近づけないよう、畝間にだけ3本グワで混ぜていきます。

まずは一列。

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続いてもう一列。

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これでとりあえず完了。次の土寄せまでできれば2週間ほど間隔をあけて、土壌細菌が落ち着くのを待ちます。

ちょっと大胆なことをやってしまったけど、無事に育つよう、あとはお祈り。。。

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ちょっと横を見ると、この時期おなじみのお客さんが。。

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トマトの植え付け

3月初めに播種したトマトの苗が十分大きくなり、いよいよ畑に移動の時が。。。

第一陣はホーム桃太郎EX8株と、耐病竜福7株。苗の長さは40cmほどと市販のものより長い。

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中央から手前に倒れているのはニラ。

トマトは茎からでも発根しやすいので、寝かせ植えしてあちこちから根をたくさん出させる作戦。

こうすると丈夫で秋まで長持ちするとか・・

また、ニラをトマトの根の近くに少し植えておくと「萎ちょう病」になりにくいそうなので、横に放り込む、。

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こういうのをコンパニオンプランツと言うらしい。

3分の2くらいを埋めてしまった。

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ちょっと狭いが50cm間隔で次々と。。15株全部、同じ様に植え付け。

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翌日、直径20mm、長さ210cmの支柱を立てて、とりあえず完了。

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あとは茎が30cmほど伸びるごとに支柱に結びつけ、生長の具合を見ながら脇芽を取り、梅雨入り前にはビニールを掛けて雨よけをする。実がつき始めたら追肥も。。手間がかかるけど、甘い完熟トマトをとるため頑張ろう。

小田原市と南足柄市で有機農業をしています